旬のおすすめ
洒落者たちのジャケットスタイル、春のマイルール。
理想に近づくための綿密なスタイリング
2018.04.11
「ジャケットスタイル」というテーマで、洒落者たち独自のコーディネートにおけるマイルールを伺う本企画。これからの季節、これからの着こなしの参考に、ぜひ。
エストネーション メンズバイヤー
中森博一
「ジャケットを着るということはオフからオンへと切り替えることで、男の正装なんです」
こう語るのは、エストネーションのメンズバイヤーを務める中森さん。
「買い付けや商談でよくイタリアに訪れるのですが、かの地で自分らしく優雅に暮らす、イタリア男性の姿をスタイリングで解釈しています。具体的にどんな解釈かというと、白、オリーブの爽やかな色みのジャケットに、素材は地中海のリゾート地を感じさせる、つや感のあるもの。それをどう着るかというと、僕なりの決まりごとがありまして」
本企画名にもある、いわゆるマイルールが、中森さんのジャケットスタイルには強くあるようだ。
「まず、シャツのボタンは必ず2つ開けます。開けたときの正面からと横からの見え方には綿密なこだわりがあります。簡単に言うと、見た目の印象としてほどよくクラス感があって、上品な開き具合、という感じです。そしてジャケットの胸ポケットにはサングラスかメガネを必ず決まった向きで入れます。入れたときの見え方にもこだわりがあり、持っているすべてのジャケットの胸ポケットごとに調整しています」
一見ラフに着こなしているスタイルと思いきや、細かいマイルールが随所に光っていた。最後にその理由を聞くと
「いまからこだわりをもって理想のイメージを追い求めれば、年齢を重ねて、ちょうど中身と外見がマッチするときが来る、と信じているんです。背伸びせず、等身大でかっこいい。周りから憧れられるような男性になりたいですね」
【MY RULE】チーフ代わりにサングラスを。
「サングラスの出し方、見え方には細心の注意を払っています」
掲載した商品はすべて税抜き価格です。
Photograph: Yusei Fukuyama
Edit,Text:Jun Takahashi(copro system)