世界最大の靴の見本市「ミカム」で見る、2018年秋冬のトレンド[前編]

2018.04.10

この2月に開催された、国際的な靴の見本市「ミカム」。今回の出展社で、まずお話を伺ったのはイタリアにおける靴の聖地である、マルケ州で1965年に創業したブランド「FABI(ファビ)」。創業者のエンリコ・ファビとエリジオ・ファビは兄弟。それぞれの妻とともにブランドを立ち上げ、現在は、息子のエマニュエル・ファビと娘のチンツィア・ファビの2代目が引き継ぎ、共同でプロデュースを行っています。

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社長のエマニュエルさん。

「私たちのシューズの特徴は、フレックス・グッドイヤー製法。グッドイヤーとサケット(ボロネーゼ製法)のいいところをミックスさせた独自の製法で、グッドイヤーの耐久性はそのまま、さらに足を包み込むような、やわらかい履き心地が特徴です。今回ミカムで新しく展開しているのがスニーカー。いま世界中でスニーカーが流行していますが、グッドイヤー製法を合わせたものや、オフィスからエレガント、カジュアルまでオールシーンで履けるスニーカーを提案しています」と話すのは、社長のエマニュエルさん。

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重厚なつくりながら、アッパーがしなやかに曲がって返りがよく、そして軽い。

「ファビはカラーリングも重要と考えています。今回の新たな試みは、草や植物など、自然から色をつけていること。工場には、いち早く自動裁断機を導入するなど、最新の設備を備えています。例えばこのチェック柄は、レーザーを使って模様をつけています。こうした最先端の技術と、職人による手仕事をミックスして、常にいろいろな製法に力を入れています」

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定番のクラシックシューズ。革底からラバーソールまで、幅広いバリエーションも魅力。
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職人による手仕事と最新の技術をミックスしたチェック模様は、日本でも好評。

「ミカム」がスタートした当初から、長年出展しているという「ファビ」。日本でも主要な百貨店すべてで展開し、すでに人気の高いブランドです。

「日本との付き合いは2年前、2016年の秋冬モデルから。ミカムは昔からのお客さまと会える貴重な機会ですし、日本のお客さまも増えていて、非常に満足しています」

「CAMERLENGO(カメルレンゴ)」もイタリアのマルケ州で、1975年に創業したシューズメーカー。ドレスからカジュアルまで幅広いシーンに対応する注目のブランドで、日本では髙島屋でスニーカーを中心に展開しています。「ミカム」には毎年出展していると話すのは2代目のパオロ・カメルレンゴさん。

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社長のパオロさん。

「職人の技術を駆使した、卓越した商品を発信しています」とパオロさん。「サケット(袋縫い)製法や、スニーカーにカップインソールを入れることで、履き心地の良さを追求しています。ミカムを通して、ハイクラスなお店にも提案していきたいですね」

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しなやかなサイドマッケイのスニーカー。上品なデザインで、ソールが軽く、履き心地も快適。
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今回はネクタイ生地をアクセントに使ったデザインを提案。

また、「DINO DRAGHI(ディーノ ドラギ)」は、イタリアはナポリのアベルサで生産するファクトリーブランド。スニーカーからドレスシューズまで手がけ、手ごろな価格帯が魅力。著名なヨーロッパブランドのOEM生産も数多く手がけています。日本でも販売される予定のシューズをいろいろと見せていただきました。

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マッケイ製法によるドレスシューズ。エッチングプレスで型を取ることで段差をつけ、微妙な色合いの変化をつけている。
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プライベートブランド「UNICOLA(ウニコラ)」の、エクストラライトのソールを採用したスニーカー。とにかく軽い。

>>そのほかのブースの写真やおすすめのアイテムはこちら。

Photograph & Text:Mayumi Akagi

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