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ユーモアに包まれた、フェンディの先鋭的なクリエイション

2018.07.18

ユーモアに包まれた、フェンディの先鋭的なクリエイション

ファッションの楽しみのひとつに、そこから派生するコミュニケーションの存在があるだろう。「それどこの?」という何気ない質問から思いのほか会話が弾むケースも少なくない。それが想像を超えた意外なブランドであればなおさらだ。例えばエレガントなパブリックイメージをもつフェンディから届いた写真のアイテムなら、嬉しい驚きをもって衆目を集めるに違いない。

透明感のあるTPU素材を使った、ショッパー型のトートバッグ。ダイスと馬とチーズの絵柄に“FAITHFUL(忠実)”という意味深なロゴを組み合わせたデザインは、グラフィックアーティスト、@hey_reilly(ヘイ・レイリー)とのコラボレーションによるもの。巨大な権威に対してアイロニカルに切り込む作家ゆえに、その意外性も含めてフェンディの懐の深さと先鋭性が見て取れる。

シープファーまたはシアリングとレザーを組み合わせたチャームは、それぞれタコスとトーストを模したもの。モチーフこそ可愛らしいが、パラジウム仕上げのメタルパーツやシンボリックな「FFロゴ」が品のよい高級感を加味してくれる。

バッグ¥115,000、タコスチャーム¥99,000、トーストチャーム¥87,000/すべてフェンディ(フェンディ ジャパン 03-3514-6187

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

<<リーバイス®のGジャンはここまで進化した

  エレガントなヴィンテージ風スニーカーに、サンローランの真髄を見た>>

Photograph:Yoshinori Eto
Styling:Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Text:Tetsuya Sato

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