トレンドの潮目。
ピッティで知る、イギリス靴のこれから

2018.07.31

柴田 充 柴田 充

トレンドの潮目。<br>ピッティで知る、イギリス靴のこれから

ライフスタイルがよりアクティブかつスポーティーになり、スニーカーもより身近な存在になってきました。とはいえ、オフィスのドレスコードはやはり革靴が主流であり、それはビジネスマンのたしなみでもあります。

英国靴の聖地であるノーサンプトンで1886年に創業したジョセフ チーニーは、伝統の靴作りを守りつつ、現代のライフシーンに合わせた靴を提案します。特に春夏向けにはローファーを中心に、明るめのスエードや軽量のビブラムソールを採り入れます。

「考え方として、オンオフでも履けるようなハイブリッドなスタイルとして提案しました。ローファーは元来カジュアルなイメージが強いのですが、よりシックに。ドレススタイルもあれば、カジュアルダウンするときもあり、いずれのコーディネートにも対応します」とジョセフ チーニーの共同経営者であるウィリアム J・チャーチ氏は言います。なかでも注目したのがグルカサンダルです。

「昨シーズンからスタートし、創業年にちなんだラスト1886は、丸みのあるラウンドトウや日本人の幅広の足にもなじみやすく、チーニーらしいスタイルが味わえます。また柔らかな反りのフレキシソールを採用した軽快な履き心地に加え、グッドイヤー製法のグルカは他ブランドではあまりないと思いますよ。それもチーニーのこだわりです」

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スエードレザーと、磨き込み、控えめにムラを出したスムースレザーの2種類。ショート丈のパンツにソックスを履かずに合わせてほしいですね、とチャーチ氏。

「スーツにもいいですよ。メンズファッションの傾向として、パンツの裾丈がどんどん短くなってきています。そうなると靴はそれだけ目立ち、そこに正統的な靴を合わせれば礼を失することはありません」

革靴を履くことは相手へのリスペクトという、英国靴に息づく紳士の矜持が浮かびます。

問/渡辺産業プレスルーム 03-5466-3446
watanabe-int.co.jp

ジョセフ チーニー日本公式サイト  cheaney.jp

プロフィル
柴田 充(しばた・みつる)
フリーライター。コピーライターを経て、出版社で編集経験を積む。現在は広告のほか、男性誌で時計、クルマ、ファッション、デザインなど趣味モノを中心に執筆中。その鋭くユーモラスな視点には、業界でもファンが多い。

Photograph:Mitsuya T-Max Sada
Text:Mitsuru Shibata

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