旅と暮らし
世界各国、セレブ御用達SUV。
レンジローバー
2018.09.13
レンジローバーと言えば、プレミアムSUVブランドとして、世界のマーケットで熱い支持を受けている。もちろん、英国王室御用達。その装いは気品にあふれ、たたずまいは都会のセレブさえも魅了してしまう。
メーカーであるランドローバーは1948年に歴史を刻みはじめ、今年で70年を迎える。そのランドローバーから1970年、今回紹介のレンジローバーが誕生。2020年に生誕50年を迎える。
現在、レンジローバーを名乗るモデルは、トップモデルのレンジローバーのほか、走りを追求したレンジローバー・スポーツ、デザインに秀でたレンジローバー・ヴェラール、そして、コンパクトなレンジローバー・イヴォークがあり、計4つのモデルが存在する。
そのなかで究極のラグジュアリーを誇るのが、フラッグシップのレンジローバーだ。
現行モデルは4代目に当たり、2012年に発表され、日本では2013年3月に発売された。洗練された上質なラグジュアリーSUVとしての魅力を高めながら、SUVとして世界初となるオールアルミの軽量モノコックボディーを採用。従来モデルのスチールボディーより39%軽く、車両重量にして最大420kgの削減(ディーゼル車)を実現するなど多岐にわたって先進の開発を施している。
悪路を含め世界中で評価を得ている走破性の高さは、折り紙つきだ。エクステリアは、端正でシンプルながら、上品なムードを全身にまとう。そして、インテリアにふんだんに用いられたレザーの豪華さや素材のクオリティーに対して、さすがと表現せざるを得ない。
最新の2018年モデルでは、フロントグリル、ヘッドライト、リアスポイラーなどのエクステリアを変更してより洗練された印象のデザインに。インテリアでは、シートの形状や素材をリファイン。ゆったりと深く着座できる仕様として、快適性のアップを図った。
また、ローリングモードやパルスモードなど25種類のマッサージプログラムから選択できるホットストーンマッサージ、フットレストヒーターなどのオプションも充実した。そのほか、ドアガラスの厚さを6mmに変更し、キャビンの静粛性をアップしている。
リアセンターコンソールにゼニス製アナログ時計を採用しているのも、ぜひ注目したいポイントだ(「SVAutobiography LONG WHEELBASE」に標準装備)。
搭載エンジンは、2タイプの3リッターV型6気筒スーパーチャージドガソリン(340ps、380ps)、こちらも2種の5リッターV型8気筒スーパーチャージドガソリン(525ps、565ps)、そして3リッターV型6気筒ターボチャージドディーゼル(258ps)を設定。そのほか、6月にプラグインハイブリッド(2リッターガソリンエンジン+高出力モーター、404ps)をラインナップに追加している。
長年の間、そのキャラクターを守り、ブランドとして確立されたレンジローバー。
ランドローバーのWebサイトには「外交官と大使館向け販売」というタグのページがある。そこには、多くの国で外交や大使館の業務を支える車として選ばれているという内容とともに、街中から郊外まであらゆる場所へ快適に移動できる能力の高さがその理由のひとつになっている、といった記述がなされている。
世界各国のセレブに愛されるSUV。自宅のガレージにいつかは収めてみたいクルマとして、購入候補のリストに加えたいモデルだ。
※写真は、実際の日本導入モデルと仕様が異なります。日本仕様は右ハンドル。
※価格はすべて消費税込みのものです。
<データ>
車名:レンジローバーAutobiography(ディーゼル)
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=5005×1985×1865mm
ホイールベース:2920mm
駆動方式:4WD
エンジン:3リッターV型6気筒DOHCディーゼルターボ
トランスミッション:8速AT
エンジン最高出力:258ps(190kW)/3750rpm
エンジン最大トルク:61.2kg-m(600N-m)/2000〜2500rpm
タイヤ:255/55R20
車両本体価格(税込):¥17,390,000
ランドローバーコール 0120-18-5568
http://www.landrover.co.jp
Text:Haruhiko Ito (office cars)