旅と暮らし

日本人の頭皮を考えた、
正直で素直なヘアブランド『余[yo]』誕生

2019.05.23

日本人の頭皮を考えた、<br>正直で素直なヘアブランド『余[yo]』誕生

2019年春、新ヘアケアブランド『余[yo]』のリリースが発表。日本の6名のプロフェッショナルによる日本人の髪質や日本の風土を前提に考えられた、潔いヘアシリーズが登場する。

余[yo]は、人工的な香りや艶を加えるのではなく、髪の土壌である頭皮のことを最初に考え、本来は必要のない人工的な要素は削ぎ落とされている。強くて早い効果ではなく、じんわり優しく染み込んで、使う人とその生活を整えること、それが余[yo]の思いだ。

 余[yo]発表会展示-(1)

誕生のきっかけは4年前。ヘアサロン表参道アトリエの高柳 潤氏とたかくら新産業の高倉 健氏が、日々使っているインポート・シャンプーについて会話を交わしたのがこのプロジェクトの始まり。「決して悪くない。けれど、もっと良いものがあるのではないか?」。その違和感は、最終的に日本人の髪質と日本における水質の違いに行き着く。そして、すべての行程と素材選びを日本国内でまかない、日本人に最も似つかわしいシャンプーをつくるという決断に至った。

成分はケミカル・フリーで、今までヘアケア製品を装飾してきた人工的な艶や香りを削ぎ落とし、頭皮と髪にとって本当に必要なものだけを丁寧に生成するという方法が採られている。即効性というより、ゆっくり身体に染みわたる遅効のシャンプー。日本人が毎日安心して食べるお出汁料理のように、派手さは少ないけれど正直で素直なヘアケア製品だ。

髪を洗うだけでなく、頭皮をいたわることも大切にしている。洗髪中に立ちのぼるほのかな香りが自然で心地よい呼吸を促し、最終的には使う人の心身を整えるものにしたいと考えられている。

余[yo]発表会展示-(5)

これほど精密につくられたヘアケア製品は、他に類を見ない。それが使い手の手元に届くまでのことも考えられているのも特徴だ。コンセプターにBACHの幅 允孝氏、アートディレクターにvillage®の長嶋りかこ氏を迎え、瀟洒(しょうしゃ)なデザインをするのではなく余[yo]の姿勢が製品の佇まいに宿るよう工夫が重ねられた。商品パッケージと詰め替え用ボトルには、佐藤金属興業の佐藤孝徳氏の協力により、「飽和ポリエステル樹脂(トライタン)」という素材が用いられている。

シャンプーは「余白1 シャンプー 素髪感」と、「余白2 シャンプー 潤い感」の2種類。頭皮の油っぽさやべたつきを感じる男性は、「余白1 シャンプー 素髪感」がおすすめだ。「余韻1 トリートメント」は、毛髪だけでなく頭皮にもしっかりと浸透し、潤いとツヤを与え、髪をしなやかにしてクシ通りをよくする。

2019年秋の一般販売に先駆けて、5月25日より伊勢丹新宿ビューティーアポセカリーで先行発売されるので、ぜひチェックしてもらいたい。

余[yo]発表会展示-(2)

余白1 シャンプー 素髪感、余白2 シャンプー 潤い感、余韻1 トリートメント/すべて300ml、3000円(税抜)
トライアルセット50ml×3本(シャンプー2種+トリートメント1種)2500円(税抜)

問/株式会社たかくら新産業
フリーコール 0120-828-290
公式WEBサイト yo-hair.com

Text:AERA STYLE MAGAZINE

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