接待と手土産
すべて実食! 自慢の手土産。#29
「茶と今日。」の日本茶
2019.06.24
昨今のヘルシーブームに乗って、身体にやさしいお茶の良さが見直され、オフィスでもマイカップで飲む人が増えて来た。茶葉にお湯をさして少し待つ。ちょっと手間はかかるが、その時間も息抜きのうち。そんなシーンにぴったりなのが、「茶と今日。(CHA TOKYO)」のお茶だ。
クラシックな日本茶というよりは、時代に合わせてアップデートされた新感覚のお茶は、パッケージもおしゃれで上質感もある。茶葉にもこだわりがあり、日本茶フリークにも自信を持って贈ることができるのだ。
日本に茶が伝わったのは1000年以上も前。以来日本人の暮らしになくてはならない存在になったが、食生活の変化に伴い、近年はコーヒーや紅茶に押され気味だった。そんな中、農薬や肥料を見直し、できるかぎり安全でおいしい、現代に合ったお茶を提案しているのが茶葉ブランド「EN TEA(エンティー)」だ。2016年に佐賀県に自社農園を開き、その後は同じ志を持つ契約農家にも輪を広げて、自分たちの納得のいく茶作りを目指している。そのエンティーが、手土産をテーマに新しく立ち上げたのが「茶と今日。(CHA TOKYO)」なのだ。
コンセプトは、「東京」の「今日」。各地からさまざまなモノや情報が集まり、混ざり合い、多くの新しい文化や嗜好を生む東京。ユズ、梅、ビワなど日本各地の四季の恵みの食材と日本茶をブレンドし、今日に合った「東京の茶」を目指す。例えば、徳島や宮崎、佐賀の柚子と佐賀産の緑茶をブレンドした「水出し柚子緑茶」は、ほんのりと香るユズと茶葉の甘みが混ざりあい味に深みが出ている。水出しがおすすめで、ティーバッグを水に入れて振るだけでおいしく飲むことができる。
筆者のお気に入りは、和歌山の梅をフリーズドライにしてと佐賀産の緑茶とブレンドした「梅緑茶」だ。柔らかな梅の酸味が緑茶の旨みを引き出し、さっぱりとしていてこれからの季節にはぴったりだ。疲労回復に有効なクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石鹸などがたっぷりというのも、多忙なオフィスではうれしい限りだ。
ティーバッグなので、飲みたい時にすぐに淹れられ、再封可能なチャック付きのパッケージに入っていて保存も簡単だ。手土産用には、ロゴの付いたおしゃれな布袋に入れてくれる。
1日の多くを過ごす職場だからこそ、おいしいお茶でちょっと豊かな気持ちになってほしい。そんな思いを込めて「茶と今日。」を贈りたい。
GEN GEN AN by EN TEA
東京都渋谷区宇田川町4-8
営業時間/火曜・水曜・日曜・祝日11:00~19:00、木曜~土曜・祝前日11:00~23:00
定休日/月曜
価格/水出し柚子緑茶・梅緑茶・生姜焙じ茶など(ティーバッグ7個入り)各1,000円 ※価格は税抜き
https://www.cha.tokyo/
※他にfururi(祐天寺)、住吉酒販 東京ミッドタウン日比谷店でも購入可能
Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Keiko Katanozaka
Edit & Text:Mayo Morino