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吉田鋼太郎と藤原竜也がダーバンの広告キャラクターに就任!
2019.08.07
1970年にレナウンから誕生したダーバンは、翌71年に当時世界的な人気を誇っていたアラン・ドロンをCMで起用し、大きな話題を呼んだ。スーツがもつエレガンスを俳優ならではの存在感で表現し、日本のメンズファッションを新しいフェーズに押し上げたと言っていい。それ以降、クールビズに先行するアンタイドスタイルやトラベラーズスーツの先駆けとなるシワになりにくい素材開発など、紳士服業界のリーディングブランドとして常に挑戦しつづけてきた。
半世紀のアニバーサリーイヤーを前に、ダーバンが掲げたテーマは「継承」。その象徴として、ふたりの日本の俳優が広告キャラクターに選ばれた。ひとりは舞台、映画、テレビで幅広く実力を発揮する吉田鋼太郎。そして10代でデビュー以来、着実にキャリアを重ねてきた藤原竜也。8月2日に行われた発表会では、それぞれ就任の栄誉を次のように語った。
「おしゃれに目覚めたのは中学生のとき。ダーバンはCMでアラン・ドロンのスーツを見て以来、ずっと憧れでした。自分が同じ役割になるとは思ってもみませんでしたね」と吉田。
30代の藤原は「ずっと最前線を走っているブランドというイメージでした。幅広い世代に魅力を伝えていきたいと思います」
俳優同士というだけではなく、もともとプライベートでも家族ぐるみで交流のあるふたり。公開されているブランドムービーでもあうんの呼吸でスーツスタイルの共演を見せている。
「日本のビジネスマンをカッコよく見せること」――神保佳幸社長は、ダーバンが常に根底に据えてきたテーマを語る。そのこだわりのひとつがメイド・イン・ジャパン。緻密で丁寧なものづくりに加え、日本人の体形を熟知した独特のパターンでほかにはない着用感とスタイリングを追求している。「フィットしているけど、窮屈ではない。特に背中の感じがいいですね」(吉田)、「着ると締まります。着心地もすごくいい」(藤原)と、演技者としてさまざまな服を着こなしてきたふたりも、袖を通したウエアの確かな仕上がりに太鼓判を押す。
イギリスで生まれたメンズファッションは、わが国で「紳士服」として独自の進化を遂げてきた。同じようにシェイクスピア以降の近代演劇に、吉田鋼太郎と藤原竜也は真剣に取り組み、確実に実績を残しつづけている。日本を代表するナショナルブランドと異なる世代の名優たちのコラボレーションは、これ以上ないマッチングといえるだろう。
次の50年に向けて、ダーバンのさらなる挑戦に注目していきたい。
ブランドムービーはこちらから
http://www.durban.jp/
Text:Mitsuhide Sako(KATANA)