特別インタビュー
女優・深川麻衣「乃木坂46」を卒業して、役者の道を選んだ理由
[MUSE]
2019.11.05
今期13年ぶりに復活し、人気を博しているドラマ『まだ結婚できない男』(カンテレ・フジ系毎週火曜9時放送)。阿部 寛扮する偏屈で皮肉屋、でもどこか憎めない独身男の、隣人で元アイドルの女優役として話題を呼んでいるのが、女優・深川麻衣だ。
「高校生のときに大ファンでずっと観ていたドラマです。そんな憧れの作品に出演できるなんて、当時の私に『将来いいことあるよ』って耳打ちしてあげたいですね」
脚本の秀逸さはもちろんのこと、現場における俳優同士の掛け合いで、ストーリーがより豊かに変容していくのを感じると言う。
「阿部さんの現場でのたたずまいや、お芝居への向き合い方。本当に勉強になることばかりです。この作品に出合えて、本当によかったと感じています」
20歳で「乃木坂46」のメンバーになり、5年間アイドルの道を駆け抜けてきた。
「アイドル時代は、歌やダンスだけではなく舞台やPV撮影など、さまざまな仕事を経験することができました。そこで私は、芝居に関する制作過程そのものに大きな魅力を感じるようになったんです」
そこで25歳で意を決し、俳優の道へと舵を切る。転身したいま、アイドル時代といまとで何が変わったのか。後編では、役者としての矜持とともに今感じていることを語ってもらう。
ワンピース¥18,000/アールビーエス、シューズ¥13,800/レイ ビームス(ともにビームス 新宿 03-5369-2140)
Photograph: Ari Takagi
Styling: Miku Hara
Hair & Make-up: Tomoko Yamaguchi(HITOME)
Text: Maho Honjo