腕時計
「編集長・山本テルヒロのお買いモノ語り」
VOL.1 セイコー プロスペックスブティック 銀座
2020.08.12
改めて、お買い物の楽しさを考えてみました。もちろん何を選んで買うのかは大切ですが、どこの街のどちらの店で買うのかも、とても大切です。ショッピングに向かうために街を歩く高揚感、店に入るときのちょっとした緊張感、お店の方とのやり取り。それもこれも全部ひっくるめて、ショッピングの楽しさだと思うんですよ。それを読者の皆さんと共有したいと考えて、動画のシリーズ企画「編集長・山本テルヒロのお買いモノ語り」をスタートします。
シリーズ企画の第1回目として、私が街ブラしたのは銀座。文字どおり、日本を代表するお買い物エリアですよね。週末ごとに開かれる歩行者天国は1970年から行われていて、今年で開始50周年を迎えます。じつは、歩行者天国は新型コロナの影響で3カ月ばかり中断していましたが、6月13日の土曜日から再開されました。今回お伺いしたのは「セイコー プロスペックスブティック 銀座」。この街の象徴ともいえる和光から、京橋方面に何軒か行ったところにある時計店です。
さて、肝心のオススメ商品を紹介しましょう。「1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン SBDC101」(税別¥130,000)、東京五輪の翌年である1965年にセイコーが発売した最初の国産ダイバーズウオッチに現代的な解釈とアレンジをした腕時計です。
ここでお伝えしたいのは、ダイバーズウオッチは潜水をするためだけの腕時計ではないということ。タフであること、スポーティーであることは、現代のビジネスマンが求められる条件そのものです。自分のプレゼンスを示すために、スーツにもダイバーズウオッチを着用してほしいと思います。ただし、そうしたときに選ぶべき腕時計には条件があります。「ジャケットの袖に収まりのいい40ミリ前後のケース径」「夏場でもクールに使えるメタルブレスレット」。絶対に譲れない2つの条件を、このプロスペックスのダイバーズウオッチはしっかりとクリアしています。
動画をご覧になって予習を済ませたら、ぜひとも銀座に足を運んでみてください。オススメの一点以外にも、腕時計がズラリとそろいます。あなたの「お買いモノ語り」にふさわしいものが、きっと見つかるはずです。
(プロフィール)
山本晃弘(やまもとてるひろ)
AERA STYLE MAGAZINE WEB編集長 兼 エグゼクティブエディター
『MEN’S CLUB』『GQ JAPAN』などを経て、2008年に編集長として『アエラスタイルマガジン』を創刊。ファッションやライフスタイルに関する執筆の傍ら、幅広いブランドのカタログや動画コンテンツを制作している。トークイベントで、ビジネスマンや就活生に着こなしを指南するアドバイザーとしても活動中。2019年4月にヤマモトカンパニーを設立し、ファッションビジネスのコンサルティングも行っている。著書に『仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。』がある。