カジュアルウェア

ファッショントレンドスナップ76
真夏のサンダル選びは、ここをチェック。
普段使いからビジネスにまで? サンダルコーディネートも必見

2020.08.11

写真・図版 大西陽一

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日本でサンダルと聞くと、鼻緒のあるゴム製のカジュアルなビーチサンダルを連想する人が多いと思います。このタイプは、価格が手頃で色やサイズも豊富なのでビーチやプールに行くときから、コンビニや散歩まで幅広く活躍しますが、さすがにこれでおしゃれなレストランやお堅い会社には行けません。

そこで今回は、サンダルのなかでも少数派のドレッシーなものを取り上げて、その履きこなしと魅力を解説してみたいと思います。

足元の涼しさをキープしながらもきちんと感があるドレスサンダルなら、星付きレストランのランチからカジュアルスーツでの出勤もかなえてくれる救世主となるかも?

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いきなりスーツにサンダルという、攻め攻めのコーディネートのジェントルマンの登場です。日本では、やっとスーツにスニーカーを合わせる人が出てきた状況なので、いくらトレンドだからといってもこのスタイルで仕事に行ける人はごくごく一部。

こんな格好でどこへ行くの……という声が聞こえてきそうですが、服装が自由化された会社なら問題ないと思います。

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ただし、風通しのいいウールのスーツにサンダルはNG。このジェントルマンの着こなしのように、スーツの生地とシャツ選びには気を使いましょう。スーツは一見無難なネイビー系のサマーウールのように見えますが、よく見るとデニム生地。このカジュアルな生地のおかげでサンダルが違和感なくマッチしていたのです。

インナーは、ドレスシャツではなくプリントのカジュアルシャツ。第一ボタンまで留めています。こうした着こなしは、モード系ではよく見る定番技。ここまでまねできないという人には、インナーを白やネイビーのTシャツにするのがおすすめです。

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足元はレザーサンダルですが、つっかけタイプではなく足首にストラップがついているデザイン。これだと歩いたときにパタパタと音がしないのと疲れにくいという実用面の良さがあります。それとほんのちょっとですが普通のサンダルよりおしゃれな感じに見えます。

パンツのスソはシングル仕上げで、くるぶしがギリギリ隠れるくらい。ジャケットを着ていなければ、くるぶしが見えてしまうくらい短くしてもOKですが、スーツの場合はこのくらいがベストバランス。

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こちらのジェントルマンは、まねしやすいスタイル。ただ、日本ではまだまだサンダルを履くときは短パンやTシャツというイメージが強いので、長袖シャツ&普通のパンツという発想はかなり異端かもしれませんが……。ただ個人的には、ぜひトライしてもらいたいコーディネートです。

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写真ではよく見えませんが、このジェントルマンもバックストラップのあるサンダルです。

ここで履くときに注意したい大切なポイントを。それは足の爪やかかとのケア! 男性は気にしない人が多いように思いますが、女性はかなりそのへんにかなり気を使っていて、そこを結構見ていますよ。一緒に食事や旅行に行くときは、メンテナンスを必ずしておきましょう。

爪が伸び放題とか、かかとが古い角質でひび割れ汚れているというのはマナー違反。サンダルを履くときの身だしなみと覚えておいて損はありません。

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サンダル ¥31,000/ポルペッタ(ジィー info@gee-co.jp

今回はコーディネートではなく厳選商品を2点ピックアップ。

こちらは、甲のベルトが編み込みのレザーになっているかなりドレッシーな一足。ソールがレザーですが、クション材が中に入っているので履き着心地はかなりソフト。お約束のバックストラップもついています。

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サンダル ¥34,000/パラブーツ(パラブーツ青山店 03-5766-6688

こちらは、サンダルのなかでもいちばんきちんとしたドレッシーなタイプ。かかとの部分は空きがなく、普通の靴とほぼ似た作りになっています。

グルカサンダルとかグルカシューズと呼ばれているもので、肌の露出がかなり抑えられていますが、涼しさはキープしています。これならクルールビズスタイルに合わせて出勤もありかもしれませんね……。

素足がちょっと危ないかもと思われたら、薄いダーク系ソックスを履けば遠目には普通の革靴に見えるはずです。実は昔のイギリスの紳士は、インドやエジプトなどでグルカにソックスというスタイルをしていたようですから、邪道ではありません。

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

トレンドスナップのまとめはこちら

プロフィル
大西陽一(おおにし・よういち)

数々の雑誌や広告で活躍するスタイリスト。ピッティやミラノコレクションに通い、日本人でもまねできるリアリティーや、さりげなくセンスが光る着こなしを求めたトレンドウオッチを続ける。

Photograph & Text:Yoichi Onishi

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