靴
スーツに合わせたい、進化したコンバースの定番アイテム
2020.08.20
スーツに合わせる靴として真っ先に思い浮かぶのは革靴ですが、そこにスニーカーという選択肢を加える人が増えてきています。文部科学省の外局であるスポーツ庁が「FUN+WALK PROJECT」として、歩きやすい服装での通勤を推奨していることからも、ビジネスシーンにおいても徐々にそうしたムーブメントが浸透しているように思います。
では、どんなスニーカーが相性がいいのか? スーツやビジネスカジュアルに合わせたいスニーカーを紹介していきます。
誰もが認めるスタンダード、コンバースをどう合わせる?
世界中で愛されるブランドとして、老若男女に親しまれる「コンバース」。「オールスター」や「ジャックパーセル」といったモデルを筆頭に、数々の定番を生み出してきました。
誰もが認めるスタンダードだからこそ、さまざまな着こなしになじみやすく、もちろんそこにはスーツやセットアップをまとったスタイルも含まれます。ということで、今回はスーツやセットアップに合わせたい「コンバース」のスニーカーを3つ紹介。
スーツに合わせやすいスニーカーの代表格が「ジャックパーセル」でしょう。街角でもその組み合わせをよく見かけます。もともとバドミントン用のシューズとして開発されたこのモデルは、トウにあしらわれた通称「スマイル」と呼ばれるラインが特徴。
スーツに合わせやすい理由は一目瞭然で、装飾性を省いた極シンプルなデザインがそれに当たりますが、シンプルであればなんでもいいというわけではありません。
このアイテムではアッパーにレザーを使用し、カジュアルながらもシックで高級感のある仕上がりにしています。だからこそ、キャンバス素材の同モデルとはひと味違ったコーディネートを楽しめるわけです。
オールホワイトのカラーリングは、淡いネイビーやグレーなどのスーツと好相性。装いはシンプルに、だけどあか抜けたスタイルを楽しみたいなら、このスニーカーがおすすめです。
「コンバース」の定番と聞いて真っ先に思い浮かべるモデルと言えば「オールスター」ですが、この「オールスター クップ」はそこから派生したスニーカー。
タンの箔プリントや、パッド入りの履き口、ラバーのカップソール仕様を採用し、革靴などで用いられるマッケイ糸を入れることで、よりドレッシーで ラグジュアリーに進化しています。
アッパーにウルヴァリン社の撥水ピッグスキンのスエードを用いたこのモデルは、カジュアルというよりも大人の落ち着きを感じさせてくれるアイテム。だからこそ、スーツやセットアップ との相性がいいわけです。
深いネイビーでまとめられた配色は、そのクールネスを生かすように、ブラックや濃紺のスーツと合わせて男らしく決めたいところ。全身ダークトーンだとコーディネートが重たくなりがちですが、足元がスニーカーであれば、ほどよい軽さが出るはずです。
こちらのシューズは一見するとノーマルな「オールスター」に見えますが、機能面で大きく進化した一足。
最大の特徴は軽さにあります。インジェクションE.V.A.のアウトソールを搭載することで軽量化し、ほとんど重量を感じないふわりとした軽さを実現。また、アウトソールのつま先部分とかかと部分には滑りにくいラバーピースを配置し、インソールは通気性とクッション性に優れたものを採用するなど、快適な履き心地になっています。
営業職など、歩き回る職種の方には特におすすめ。ほかのスニーカーと比べるとシャープなシルエットでボリューム感が抑えられているので、細身のスーツと好相性。色は黒やネイビー、チャコールグレーなどダーク系のスーツか、ジャケパンなどのカジュアルなスタイルと合わせたいところです。
問/コンバースインフォメーションセンター 0120-819-217
※掲載した商品はすべて税抜き価格です。
Photograph:Yuki Kina
Styling:Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Text:Yuichiro Tsuji
Edit:Tomoko Komiyama