靴
スーツに意外とマッチするニューバランスの3つのスニーカー
2020.08.12
スーツに合わせる靴として真っ先に思い浮かぶのは革靴ですが、そこにスニーカーという選択肢を加える人が増えてきています。文部科学省の外局であるスポーツ庁が「FUN+WALK PROJECT」として、歩きやすい服装での通勤を推奨していることからも、ビジネスシーンにおいても徐々にそうしたムーブメントが浸透しているように思います。
では、どんなスニーカーが相性がいいのか? スーツやビジネスカジュアルに合わせたいスニーカーを紹介していきます。
スーツやセットアップに合わせたいニューバランス
足元の定番としてカジュアルシーンで絶大な支持を得る「ニューバランス」。でもオフだけにとどまらず、スーツを着たオンのシーンでも活躍してくれるのが、このブランドの素晴らしいところです。
最近では「THE CITYコレクション」という名で、アスレチックブランドらしいテクノロジーや機能を搭載したジャケットやスラックスをリリースするなど、ビジネスシーンにおいても親和性を高めています。ということで、今回はスーツやセットアップに合わせたい「ニューバランス」のスニーカーを紹介!
1982年の発売以来、アップデートを繰り返しながら、名実ともに不動の地位を獲得してきた900番シリーズ。そのなかでも1998年にリリースされた「996」は、柔らかく包み込まれるようなフィット感と、「ENCAP」や「C-CAP」といったブランド独自のテクノロジーを組み合わせた驚きのクッション性、「ブローンラバー」を採用した高いグリップ性能を誇るアウトソールなど、その履き心地や快適性に関しては申し分なしの品番。
それをベースにしてアッパーはすべてスームスレザーで仕立てた「M996 MUB」は、ランニングシューズとしての機能や面構えに加えて、シックなムードをまとったモデルです。だからこそスーツとも合わせやすいのはいうまでもない。潔いオールホワイトのカラーリングは、グレー系のスーツで品よくインテリジェントにまとめたいところです。
深い刻みのあるアウトソールを配備して、凹凸の多い不整地におけるランニングのポテンシャルを広げた「576」。どこか丸みを感じる、いい意味で愛嬌のあるシルエットもこのモデルの魅力のひとつです。
ミッドソールにはクッション性が高く、なおかつ軽量な「C-CAP」を搭載しているので、柔らかな履き心地を感じられます。しかも「Made in U.K.」というオマケつき。イギリスといえば、名だたる革靴ブランドの生産拠点がある国ですが、こちらのアイテムもそんなクラフトマンシップを感じる仕上がりが特徴です。
アッパーは上質で柔らかなレザーをぜいたくに用いているのに加えて、ブラックとホワイトの配色もどこかモードな印象。ブラックやネイビーなど、濃い色のスーツに合わせて落ち着きのあるスタイルを構築しながら、どこか軽快さも感じるコーディネートを楽しみたい一足です。
レトロランニングのムードと、どこか未来的でテクニカルなデザインを兼ね備えた「M1500 PGL」。ミッドソールには「ENCAP」を搭載し、確かなクッション性で歩行をサポートしてくれるのも魅力。営業などで外を歩き回る方にもおすすめです。
ピッグスキンがあしらわれたアッパーは、「ニューバランス」らしい絶妙なトーンのグレーと相まって、カジュアルでありながらも大人にふさわしい落ち着きを感じさせます。
おなじみの「N」のロゴも小さめで、他のモデルと比べてもスタイリッシュなところがこの品番の特徴。とはいえ、ワントーンのスニーカーと違ってスーツに合わせるのは少し難易度が高そうなため、ジャケパンや機能系素材を使ったスーツなど、カジュアルな着こなしに合わせるのがおすすめです。
問/ニューバランス ジャパンお客様相談室 0120-85-0997
※掲載した商品はすべて税抜き価格です。
Photograph:Yuki Kina
Styling:Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Text:Yuichiro Tsuji
Edit:Tomoko Komiyama