スーツ
俳優・町田啓太、セットアップを嗜む。
2020.10.20
ランバン オン ブルーが示す、ビジネスとカジュアルの境界線
大人の品格とフレンチの洒落(しゃれ)感を巧みに操るランバン オン ブルー。
その新作セットアップは、オン・オフ自由に着まわせるところに大きな魅力がある。
静から動、そして硬から軟へ。新進気鋭の俳優が、ボーダーレスかつ感性豊かに着こなした。
ネイビーのメランジ調ジャージー素材を使ったセットアップは、若々しいくつろぎ感が特徴。パッドや芯地を排し、縦横に伸びるストレッチ生地を採用しており、ストレス皆無の着心地。変則的な袖ボタンや腰ひも付きパンツなどモダンな感性も兼備する。
ビジネス
デスクワークを中心としたオンタイムの装いは、シンプルな色使いのカットソーを着込んで軽快に。クラシックを踏襲したセットアップのスーツだから、スポーティーなコーデも崩しすぎに見えないところがポイント。スマートなセットアップは、柔軟な二軸ストレッチ素材。
カジュアル
休日などオフのコーディネートは、カラーや柄を積極的に採り入れて。迷彩柄のシャツに大柄セーターを肩掛けすれば、セットアップスタイルも非常に個性的に仕上げられる。少し大胆なコーディネートでも、セットアップを軸とする装いは、品格ある雰囲気に落ち着くところが特徴。
INTERVIEW
今回、見事にセットアップスタイルを着こなしてくれた町田啓太さん。どのスタイルもクールに決まっているが、彼はファッションモデルではなく、あくまで生粋の俳優だ。それゆえに〝いつもの仕事〞とは異なる部分がきっとあったはず。撮影後にその部分を町田さんにうかがってみると、意外な答えが返ってきた。
「カメラの前に立つということでは、俳優の仕事も変わりません。そしてスーツやセットアップの装いで演じることも、年齢につれて増えています。いつもは役柄に寄せることに意識を集中させるのですが、こういったファッションシューティングは、自由にポーズを取れるところに特徴があると思いました。スタイリストさんにコーディネートの意図をうかがいつつ、カメラマンさんと呼吸を合わせて動いてみたり。なんというか現場で作り上げていくセッション的な面白さを感じました」
さすがは新進気鋭の俳優さん。プロの雑誌スタッフたちと即座に渡り合えるところは、役者として培った経験や集中力が大いに生かされているのだろう。今回はオンとオフの境界線をセットアップの装いで表現した企画。しかし俳優という人物の場合、オンとオフはどのように分けるのか。恐らくオフを充実させることで、常人以上の集中力を蓄えているに違いない。
「未経験の役柄に挑戦するときなどは、やはり相当に集中力が必要です……
この続きはアエラスタイルマガジンVol.48で。
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町田啓太(まちだ・けいた)
1990年生まれ。劇団EXILEのメンバー、俳優。テレビ東京 ⽊ドラ25『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』、映画『きみの瞳が問いかけている』に好評出演中。12月10日からNetflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』が全世界配信される。
Photograph: Sunao Ohmori(TABLE ROCK.INC)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: Kohey
Text: Tsuyoshi Hasegawa(TRS)