小物
気持ちが上がる色とりどりの名刺入れ。
新しい時代に欲しいもの。17
2021.01.18
先行きが不透明なこれからの時代に、手に入れたくなるものとはなんだろう。それはきっと、体だけではなく、心にもフィットするもの。晴れやかな気分になる、自信がわいてくる、足取りが軽くなる……。新しいエッセンシャルなアイテムが、前向きな自分像をつくり上げる。
在宅勤務やウェブ会議などにより、面と向かってあいさつすることが貴重な機会になっている昨今。それだけに、いままで以上に名刺を交換する際のファーストインプレッションが大切となる。チラリと目に留まる名刺入れが美しい色合いなら、好感度も上がる。それに、手にするたびにテンションも上がりそう。頻繁に買い換えるアイテムではないから、レザーの上質さを見極めて奮発してみては。
from Top to Bottom:
CAMILLE FOURNET(カミーユ・フォルネ)
カミーユ・フォルネはフランスの名門。裏側という意味の「ヴェルソ」の名が付けられたシリーズ。表素材は手になじみやすいレザーを使い、部分的にアリゲーターレザーをあしらう。
MAISON TAKUYA(メゾンタクヤ)
天然のシボを生かしたドイツ製のカーフを使用。オールハンドメードによる、ぬくもりのあるつくり。薄いマグネットをレザーの間に仕込み、フラップが小気味よく、ぴたりと閉まるように工夫されている。
WHITEHOUSE COX(ホワイトハウスコックス)
馬具メーカーからスタートしたブランドで、英国伝統の職人技がなせる堅牢なつくり。素材は使うほどに味わい深さが増すブライドルレザー。ライニングにはシープスキンを使用。
SMYTHSON(スマイソン)
「パナマ」コレクションの2つ折りカードケース。このクロスグレインカーフレザーは光沢と型押しの質感が魅力で、ブルーの美しさが際立つ。英国の老舗ながら、モダンで洗練された印象。
VALEXTRA(ヴァレクストラ)
イタリアを代表するレザーアイテムのつくり手。手に吸い付くような感触のレザーは、ヴァレクストラならでは。コバの処理も見事で、職人の技量が高い。カラーバリーションの豊富さも魅力。
DELVAUX(デルヴォー)
シボが美しく、やわらかな「トリヨン ソフト」というレザーを使用。上品なサンドカラーは今年の春にラインアップされた新色。コンパクトで、スリットタイプのデザインがほかにはないユニークさ。
掲載した商品はすべて税抜き価格になります。
Photograph: Masanori Akao(whiteSTOUT)
Styling: Masayuki Sakurai , Akihiro Mizumoto
Hair & Make-up: Masayuki(The VOICE)
Edit & Text: Kenji Washio