小物

気持ちが上がる色とりどりの名刺入れ。
新しい時代に欲しいもの。17

2021.01.18

先行きが不透明なこれからの時代に、手に入れたくなるものとはなんだろう。それはきっと、体だけではなく、心にもフィットするもの。晴れやかな気分になる、自信がわいてくる、足取りが軽くなる……。新しいエッセンシャルなアイテムが、前向きな自分像をつくり上げる。

在宅勤務やウェブ会議などにより、面と向かってあいさつすることが貴重な機会になっている昨今。それだけに、いままで以上に名刺を交換する際のファーストインプレッションが大切となる。チラリと目に留まる名刺入れが美しい色合いなら、好感度も上がる。それに、手にするたびにテンションも上がりそう。頻繁に買い換えるアイテムではないから、レザーの上質さを見極めて奮発してみては。

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(上から)¥70,000/カミーユ・フォルネ(カミーユ・フォルネ銀座店 03-5537-3223)、¥27,000/メゾンタクヤ(ファーレ 03-5464-6993)、¥17,000/ホワイトハウスコックス(グリフィンインターナショナル 03-5754-3556)、¥22,000/スマイソン(ヴァルカナイズ・ロンドン 03-6264-5140)、¥41,000/ヴァレクストラ(ヴァレクストラ・ジャパン 03-3401-8017)、¥27,000/デルヴォー(デルヴォー・ジャパン 03-6418-0983

from Top to Bottom:

CAMILLE FOURNET(カミーユ・フォルネ)

カミーユ・フォルネはフランスの名門。裏側という意味の「ヴェルソ」の名が付けられたシリーズ。表素材は手になじみやすいレザーを使い、部分的にアリゲーターレザーをあしらう。

MAISON TAKUYA(メゾンタクヤ)

天然のシボを生かしたドイツ製のカーフを使用。オールハンドメードによる、ぬくもりのあるつくり。薄いマグネットをレザーの間に仕込み、フラップが小気味よく、ぴたりと閉まるように工夫されている。

WHITEHOUSE COX(ホワイトハウスコックス)

馬具メーカーからスタートしたブランドで、英国伝統の職人技がなせる堅牢なつくり。素材は使うほどに味わい深さが増すブライドルレザー。ライニングにはシープスキンを使用。

SMYTHSON(スマイソン)

「パナマ」コレクションの2つ折りカードケース。このクロスグレインカーフレザーは光沢と型押しの質感が魅力で、ブルーの美しさが際立つ。英国の老舗ながら、モダンで洗練された印象。

VALEXTRA(ヴァレクストラ)

イタリアを代表するレザーアイテムのつくり手。手に吸い付くような感触のレザーは、ヴァレクストラならでは。コバの処理も見事で、職人の技量が高い。カラーバリーションの豊富さも魅力。

DELVAUX(デルヴォー)

シボが美しく、やわらかな「トリヨン ソフト」というレザーを使用。上品なサンドカラーは今年の春にラインアップされた新色。コンパクトで、スリットタイプのデザインがほかにはないユニークさ。

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掲載した商品はすべて税抜き価格になります。

「アエラスタイルマガジンVOL.48 WINTER 2020」より転載

Photograph: Masanori Akao(whiteSTOUT)
Styling: Masayuki Sakurai , Akihiro Mizumoto
Hair & Make-up: Masayuki(The VOICE)
Edit & Text: Kenji Washio

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