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オックスフォードシャツとは?
着こなしのポイントやおすすめブランドを解説

2021.03.30

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スーツに合わせたり、普段着としても活躍したりすることが多いのがワイシャツ。オックスフォードシャツとは、このワイシャツの種類のなかのひとつです。この記事では、オックスフォードシャツの着こなしのポイントやおすすめブランドなどを解説します。

オックスフォードシャツとは?

オックスフォードシャツとは、オックスフォードクロスと呼ばれる生地で作られた、ワイシャツのことです。オックスフォードクロスは、オックス生地などと略して呼ばれることもあります。もともとは19世紀にスコットランドの紡績会社がオックスフォードやイェール、ケンブリッジ、ハーバードといった名門大学の名前を冠して生地を販売したことが起源と言われます。そして現在に至るまで残っているのが、オックスフォードクロスというわけです。

そのオックスフォードクロスを使って作られるシャツの代表格にあたるものが、「ボタンダウンシャツ」。襟をボタンで前身頃に留め付けたデザインのボタンダウンシャツは、時代や流行を問わず、根強い人気があります。ボタンダウンシャツの生みの親は「ブルックスブラザーズ」で、1896年に作られはじめました。日本に上陸したのはそれから50年ほど経過した、1950年ごろだとされています。

現在販売されているボタンダウンシャツタイプのオックスフォードシャツは、そのころからあるということです。

オックスフォードシャツの魅力

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オックスフォードシャツには、たくさんの魅力的なポイントがあることをご存じでしょうか。項目ごとに説明していきます。

通気性がよく、着ていて快適

オックスフォードシャツは、縦と横のコットン糸を2本ずつ引きそろえて織られた「平織り」という生地で作られています。織り目をよく見てみると、すき間ができていて通気性がいいということがわかります。

日本の夏は高温多湿で過ごしにくいものですが、オックスフォードシャツならば、汗をかいた際にシャツが肌に張り付いて不快な思いをするような事態を減らすことが可能です。オックスフォードシャツは比較的厚手のオックスフォード生地で作られていますが、平織りにされているおかげで、暑い夏も快適に過ごすことができるのです。

着つづけることで味が出てくる

オックスフォードの生地は、厚めで丈夫なことが特徴のひとつ。着込んでも洗濯を繰り返しても、へたりにくい頑丈さがあるのが、オックスフォードシャツの特性です。

オックスフォードシャツに多く見られるボタンダウンシャツタイプも、飽きがこず長く着られるデザインのシャツなので、着つづけることによって自分だけの味わいを持つようになるという楽しみ方もあります。デニムジャケットやデニムパンツのように、オックスフォードシャツを着込んでいって、こなれた雰囲気や味わいを出していくのも面白いものです。

オンでもオフでも着用できる

オックスフォードシャツの代表的なデザイン、ボタンダウンシャツ。ボタンダウンシャツは、仕事のときスーツに合わせることも可能です。また、休みの日にカジュアルなパンツとコーディネートすることもできる、とても便利なアイテムです。オンでもオフでも着まわすことができるので、オックスフォードシャツを1枚は持っておきたいもの。

ただしいくら着まわしができるとはいっても、冠婚葬祭の場ではボタンダウンシャツタイプのオックスフォードシャツは、ふさわしくありません。ボタンダウンシャツはカジュアル寄りのデザインであるため、フォーマルな席では、一般的な襟の形をした普通のワイシャツにするべきでしょう。

洗濯してもシワになりづらい

一般的なワイシャツは、縦糸と横糸が1本ずつ織られています。その点オックスフォードシャツは、縦糸と横糸が2本ずつ平織りに織り込まれていて、そのため生地が丈夫で、洗濯機でガンガンに洗うことができます。汗汚れやシミ汚れがついても、クリーニングにも出す必要がなく、自宅で洗濯できるというのはオックスフォードシャツの嬉しいポイントですね。

また洗濯機で洗っても、オックスフォードシャツはシワがつきにくいということもメリットのひとつです。そのため、特にアイロンをかける必要もなく、洗いざらしのままで着られるというわけです。アイロンがけが苦手な人や面倒くさがりの人にも、ぴったりなのがオックスフォードシャツだと言えます。

インナーとしてもアウターとしても使える

オックスフォードシャツは、織りが厚手でしっかりとしています。休日などカジュアルに着たい場合には、Tシャツの上にアウターとしてはおる着こなしも可能です。アウターとして着るときには、前身頃のボタンは全部開けましょう。ジャケットをはおるほどの気温ではない日、春先や秋口にぴったりのコーディネートとなります。

またオックスフォードシャツは、インナーとしても便利に使うことができます。まず、前ボタンをきっちりと閉めた状態でオックスフォードシャツを着ます。その上にニットやスウェット、パーカーなどを着ると、オックスフォードシャツの襟元がいい感じにのぞき、こなれた着こなしになります。ちょっと肌寒い日の防寒としても、オックスフォードシャツの重ね着はおすすめ。ニットのカーディガンやブルゾンなどアウターの、インナーとして着こなすことも可能です。

オールシーズン着まわすことが可能

オックスフォードシャツは厚手の生地ですが、通気性に優れています。そのため、真夏の汗ばむ時期にも、シャツに汗染みをつけることなく涼しげに爽やかに着ることができるのです。シャツが汗で背中に張り付いている姿はみっともないですし、自分自身も不快なもの。オックスフォードシャツの通気性抜群の特性を生かせば、そんなことにはなりません。

また、先述のとおりオックスフォードシャツは重ね着にも向いているデザインです。冬でも厚手ウールのジャケットと合わせたり、カジュアルにダウンジャケットのインナーにしたりすれば、防寒にもなります。また、オックスフォードシャツをインすることによって、こなれたコーディネートを発揮することができます。

オックスフォードシャツの着こなしのポイント

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オンにもオフにもシーズンを問わず活躍してくれる、オックスフォードシャツ。よりおしゃれな雰囲気に見せるために、押さえておきたい着こなしのポイントを教えます。

ジャストサイズのものを選ぶ

オックスフォードシャツは、ブカブカすぎても反対にタイトすぎてもいけません。ボトムスにインして着ることの多いオックスフォードシャツは、お尻が半分隠れる丈で、ジャストサイズのものを選ぶようにしましょう。サイズ感が合っていれば、ニットやスウェットのインナーとして着たときにも、きれいなシルエットになります。

また、オックスフォードシャツの下にTシャツを着る場合にも、サイズがジャストならばすっきりとしたスマートな雰囲気に見せることが可能です。

ベーシックな色は押さえておく

新たにオックスフォードシャツを購入しようとするならば、まずはベーシックなカラーのものからそろえていきましょう。なかでも定番のホワイトは、1枚は所有しておきたいもの。次に買うなら、サックスブルーのオックスフォードシャツがおすすめです。淡いカラーのオックスフォードシャツは、男性を若々しく爽やかな印象にしてくれます。ただし、汗かきの人が淡いカラーのシャツを着ると、どうしても汗染みが気になりやすいものです。

汗かきであるという自覚がある人には、ホワイトとネイビーのオックスフォードシャツを購入するのがベストな方法でしょう。

ボタンダウンシャツタイプを1枚は持っておく

ボタンダウンシャツは、オックスフォードシャツのなかでも定番中の定番です。ボタンダウンシャツタイプを1枚持っておくと、オンにもオフにも着まわすことができ、とても便利。ボタンダウンのオックスフォードシャツは、会社に行く際のスーツに合わせることもできます。そして休みの日には、1枚でさらりと着ることも可能な万能アイテムです。

もちろん、重ね着にも重宝します。ボタンダウンのオックスフォードシャツは、インナーとしてもはおりものとしても使えるので、1枚押さえておけば休日のカジュアルな着こなしの幅も大きく広がります。

ボタンの開閉で着こなしにバリエーションを

オックスフォードシャツは、前身頃のボタンを開けるか閉めて着るかによって、大きくイメージをチェンジすることができます。まずは、前ボタンをきっちりと閉めて着る着こなしから。オックスフォードシャツのボタンを閉めて、すっきりとしたシルエットのボトムスとコーディネートすれば、どんな人からも好印象を持たれる爽やかで誠実な印象を与えることが可能です。

逆にボタンを全部開けて着こなす場合には、インナーにホワイトやボーダーなどのシンプルなTシャツを合わせるのがいいでしょう。オックスフォードシャツのボタンを開けると、はおりものとして、ちょっと肌寒い時期にも活用することができます。

アウターとして、インナーとして

オックスフォードシャツをアウターとして着る場合には、上記のようにボタンは全部開けて着るのが、こなれた雰囲気を醸し出すコツです。春や秋には、ぜひオックスフォードシャツをインナーとして活用しましょう。ニットのセーターやカーディガン、スウェット、パーカーなどのトップスのインナーにオックスフォードシャツを持ってくると、とても洗練されたイメージの着こなしになります。もちろん無地のものもいいですが、ストライプやチェック柄のオックスフォードシャツをインナーとしてのぞかせると、首もとのちょっとしたアクセントとなっておしゃれです。もっと寒い冬のシーズンには、ウールのジャケットやブルゾンなどのアウターの中にオックスフォードシャツを着ると、大人っぽい着こなしになります。

腕まくりで男性の色気を出す

オックスフォードシャツは厚手でシワになりにくい生地でできています。ちょっと汗ばむような日には、ラフに腕まくりをして着こなすのもすてきなものです。洗いざらしのオックスフォードシャツを腕まくりして着ると、大人の男性らしい色気を演出することができます。

腕まくりをすることによって、多少のシワができることもあるかもしれませんが、オックスフォードシャツは深いシワはできづらいもの。少々のシワは、オックスフォードシャツならではの味わいや風合いとなるので、ぜひ思い切って腕をまくって、ゆるいイメージで着こなしてみてください。

オックスフォードシャツのおすすめブランド

最後に、オックスフォードシャツを購入する際に、特におすすめできる10ブランドを紹介していきます。

POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフローレン)

シャツと言えばまずは押さえておきたいのが、ポロ ラルフローレンのものです。アメリカンなトラッドスタイルを得意とするポロ ラルフローレンでは、クラシックで上質なオックスフォードシャツを入手することができます。ポロ ラルフローレンと言えば、もともとはネクタイからスタートしたブランドだけに、ストライプ柄のオックスフォードシャツもおしゃれなものがそろいます。価格帯はオックスフォードシャツで、1万円台後半から2万円台くらいが中心になっています。

BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)

アメリカで最も歴史のあるファッションブランドとして、2世紀にわたって変わらぬ価値と伝統を守りつづけているのが、ブルックスブラザーズです。オックスフォードシャツのなかでも定番である、ボタンダウンシャツを生み出したブランド。1896年にブルックスブラザーズによって誕生したボタンダウンシャツは、「ファッション史上最も模倣されたアイテム」とも言われるほどの大人気アイテムです。そんなブルックスブラザーズのオックスフォードシャツの価格は、1万円台からそろっています。シンプルな単色のものから、上品なストライプ柄まで、ついつい目移りしてしまいそうな豊富なラインナップです。

J.PRESS(Jプレス)

Jプレスは、1902年にアメリカのコネチカット州ニューヘイブンで設立されたブランドです。創業者は、ジャコビ・プレス(Jacobi Press)で、その名を冠してブランド名がつけられています。Jプレスは、伝統的なアイビースタイルが得意なブランド。オックスフォードシャツも、定番のホワイトはもちろん、サックスブルーやペールピンクなど着こなしやすい淡い色みのものがそろいます。Jプレスの販売しているオックスフォードシャツの価格帯は、1万円台後半くらいからになります。手に入れやすい価格も魅力的なブランドです。

IKE BEHAR (アイク・ベーハー)

最高級のシャツブランドとしてその名をとどろかせる、アイク・ベーハー。ニューヨークを拠点とし、良質なエジプト綿を使用して自社工場でシャツを生産しています。確かなカッティングと縫製技術で、アパレル関係者からも高い支持を集めているブランドです。まるでオーダーメイドのようだと称される、アイク・ベーハーのオックスフォードシャツは、品質に定評があります。価格は2万円くらいからです。アイク・ベーハーは、1枚持っておきたいブランドだといえるでしょう。

GITMAN BROS(ギットマンブラザーズ)

1978年、アメリカのペンシルバニア州で創業された、トラディショナルなシャツブランドがギットマンブラザーズです。創業者は、マックス・ギットマン。マックスの息子たちであるアルフレッドとシェルドンの名前から、ギットマンブラザーズと命名したのです。創業以来、MADE IN USAにこだわったシャツ作りをしているブランド。熟練した職人たちが継承してきた芸術的縫製技術や、徹底的にこだわっている素材選びに信頼を寄せる顧客は多くいます。そんなギットマンブラザーズのオックスフォードシャツは、伝統的なボタンダウンシャツタイプのもの。肉厚な素材で丁寧に仕立てられたオックスフォードシャツは、洗いをかけ着込むほどに味わいが増す、しっかりとしたシャツです。

BEAMS PLUS(ビームス プラス)

人気セレクトショップ、ビームスが作り出すブランドで「永年着られる飽きのこない本物の男服」をコンセプトに掲げる、ビームス プラス。次世代へと続く、カジュアルウエアのオーセンティックを追求しています。定番カラーのホワイト、サックスブルー、ペールピンク、ペールイエローなどの爽やかな色みのビームス プラスの提案するオックスフォードシャツは、1万円くらいからと、買いやすい価格帯になっています。このくらいの値段ならば、2枚目3枚目のオックスフォードシャツを買い足すときに、ちょっと冒険したカラーのものを選ぶことができます。

麻布テーラー

シャツを買うときに試着をせず、デザインや素材、ネックサイズだけを見て「多少サイズが合わないのは仕方がない」と妥協して購入している人は多いのではないでしょうか。しかし、自分の体形や好みにジャストフィットするオックスフォードシャツを1枚持っておくと、普段の着こなしがぐんとクラスアップするもの。自在に活用できるオーダーメイドのブランドが、麻布テーラーです。パターンオーダーシャツは、自分の好みや体形に沿った特別なシャツです。このスペシャルな麻布テーラーのオーダーシャツが、7700円から仕立ててもらえるというのだから、驚きですね。仕立て期間は4週間ほど。出来上がるまで待つ楽しみも深まります。

鎌倉シャツ

1993年、古都鎌倉で小さなシャツショップ、メーカーズシャツ鎌倉が誕生しました。創業以来「世界で活躍するビジネスパーソンをシャツで応援する」をモットーにしている鎌倉シャツ。上質な素材選びに加え、縫製はメイドインジャパンにこだわり、世界最高レベルのシャツを作ります。中間コストを削減し「上質で納得価格」を実現しているブランドです。鎌倉シャツの価格帯は、なんと6000円台から。日本製のシャツがこのプライスで手に入るのは、ありがたいですね。

無印良品

いまや国内外から愛されているブランド、無印良品。ここでも、オックスフォードシャツが買えるのです。他のブランドとはひと味もふた味も違う、無印良品ならではのデザイン性の高いオックスフォードシャツがそろっています。変わり種としては、スタンドカラーのオックスフォードシャツ1990円、ボックスシルエットオックスフォードシャツ2990円などなど。

ユニクロ

言わずと知れたファストファッションの雄、ユニクロですが、もちろんのことオックスフォードシャツも展開しています。価格は1990円くらいで、なにより安価にして品質が高いのがセールスポイントのひとつです。オンにもオフにも、デイリーユースするオックスフォードシャツを、気楽に着られるのが大きな魅力。サイズやカラー展開が豊富なところも、ユニクロの魅力のポイントです。

まとめ

この記事では、人気のシャツ、オックスフォードシャツについて解説しました。オックスフォードシャツは丈夫で普段使いにぴったりのシャツです。ビジネススタイルにもカジュアルスタイルにも着まわしやすいので、ぜひお気に入りの一枚を探してみてくださいね。

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