カジュアルウェア
ファッショントレンドスナップ122
伊勢丹新宿店メンズ館でトレンドのニットをリサーチ。
イチ推しはラルディーニのニットジャケット!
2021.10.19

「ニット男子」「編み物王子」というキーワードは、東京オリンピックのさなか、SNSをざわつかせニット業界に激震を走らせました。この震源地は、東京オリンピックのシンクロナイズドダイビング10m高飛び込みで金メダルを獲得したイギリス代表トーマス・デーリー選手。なぜ、オリンピアンがニットと関係するのか、わけがわからない人も多いと思いますので簡単に解説を。
実は、彼は編み物が大好きで東京オリンピック開催中に競技場の観客席で編み物をしている姿が何度か目撃され、ファッション系のブローガーや大手ニュースサイトが取り上げ話題に。オリンピック開催中に仕上げたカーディガンが、彼のニット作品をまとめたアカウント@madewithlovebytomdaleyで公開されると「かわいすぎる」「オリンピック期間で縫い上げたなんて信じられない」「カーディガン欲しい」など真夏なのにニット人気に火がつきました。
秋になると、「編み物王子」の余韻とコロナ禍のおうち時間の増加で、気軽にはおれる個性的なニットが男性女性問わずブームになっているとか。

さすがにトーマス・デーリー選手のように、自分で編み上げるというのは大変なので、この秋に購入するならどのようなものをチョイスするべきかをリサーチ。今回は伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズ テーラードクロージングの髙山 光さん(@hikaru_takayama_)にアドバイスをいただきました。
「リモートワークの定着やビジネスファッションを自由化した会社の増加などから、さまざまなニットが最近注目されてきています。例えばカーディガンなどの前開きセーター。個人的なオススメは、今回着ているようなニットジャケットです。これなら自宅でのウェブミーティングのときは、リラックスしつつもきちんと感がアピールできますし、お出かけのときには、ほどよいトレンド感をアピールするアウターとして使えます」
確かにニットジャケットは名前のとおりニットとジャケットのいいところをミックスしたもの。ショールカラーのカーディガンとよく似ていますが、襟の形が微妙に違います。ニットジャケットは、テーラードジャケット襟(ノッチドラペル)のようにV字形の刻みになっています。それに、腰ポケットが付くのでパッと見はジャケットそのもの。
それでいて部屋着として使えるくらい楽ちんで長時間着ていられる優れもの。こう語るのは簡単ですが、実はこれを作るのには高度なニット技術とテーラードの細かなディテールのミックスが必要で、どこのニットメーカーでも簡単に作れるという代物ではなかったのです。
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