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財布の人気10ブランドを一挙紹介!
選ぶときのポイントも解説
2021.12.16
仕事やプライベートにかかわらず、持ち物のなかでも使用頻度が高い財布。現金はもちろん、クレジットカード、身分証、ショップカードなどを入れている人は多いでしょう。バッグと違って使い分けることがほとんどない財布は、どんなシーンでも使いやすいものを選びたいもの。今回は財布選びのポイントについて解説します。
財布選びのポイント
財布に求めるものは人それぞれでしょう。収納力が大きいものを選ぶ人がいれば、コンパクトなミニマムサイズを選びたい人もいます。財布を選ぶ際は自分に合うものをじっくり見極めたいもの。まずは財布選びのポイントについて解説します。
形の種類(2つ折り財布・長財布など)
財布には二つ折り財布、三つ折り財布、長財布、ミニ財布、コインケースなどさまざまなタイプがあります。
男性の財布の定番といえるのが二つ折り財布。収納力がありながらコンパクトサイズになるため、パンツのヒップポケットや上着の内ポケットにも入れやすく、鞄を持ち歩かない人や荷物を減らしたい人には使いやすい財布です。
二つ折り財布をさらにコンパクトにしたのが三つ折り財布です。ただし、二つ折りに比べてやや厚みがあるので、薄手のパンツやジャケットのポケットに入れたときに、膨らみが出やすくなります。三つ折り財布には個性的なデザインが多いので、おしゃれに敏感な人や遊び心のある人におすすめです。
長財布も二つ折りや三つ折り財布と並んで、男性の財布の定番的な形です。長財布は、お札を折らずに収納できるのが特徴ですが、その分サイズが大きくなります。なかでも周囲にファスナーを施したラウンドファスナータイプは、さらに厚みが増します。一方、使用する革の面積が大きいので、革自体の個性や美しさを楽しみたい人にはおすすめのタイプです。また、存在感がある形なので、落ち着いた雰囲気を醸し出す、大人の余裕を感じさせる形でもあります。
現金を持ち歩かず、カードやスマホでの決済が多い人におすすめしたいのがミニ財布。スマホと一緒にポケットに入れてもかさばらず、スマートに出し入れできるのが魅力です。ちょっとした買い物や自販機用にコインケースと併用するのもおすすめです。
素材(カウレザー・コードバンなど)
財布を選ぶ際は、素材の特徴も押さえておきたいポイントのひとつです。財布の素材には、革のほかに布やナイロンなどもありますが、大人の男性としては、やはり革財布を選びたいもの。革にもさまざまな種類があり、質感や風合い、耐久性などに違いがあります。ここでは、代表的な財布の素材であるカウレザー、コードバン、ゴートレザー、エキゾチックレザーについて解説します。
革のなかでも、最も供給量が多く、人気が高いのがカウレザー(牛革)です。耐久性と美しさを兼ね備え、経年変化(エイジング)を楽しみながら使いつづけられます。カウレザーは使用する部位や牛の年齢、加工方法、なめし方によって表情や質感が変わります。若い牛の革ほど希少価値が高く高級とされています。
馬の臀部(でんぶ)の革を使った希少価値の高いコードバンは、革が硬いと思われる方が多いと思いますが、使い込むほどに光沢が増し、柔らかくしなやかに変化していきます。革の強度はカウレザーの3倍とされ、長期間の使用にも耐えうる素材です。
ゴートレザー(ヤギ革)は薄くて柔らかい革ですが、傷付きにくく、型崩れしにくいという特徴があります。カウレザーに比べて軽いので、鞄や財布自体の重量軽減に貢献します。革表面の光沢と細かいシボも魅力です。
エキゾチックレザーと呼ばれる革には、ワニ革、ヘビ革、オーストリッチ(ダチョウ革)、シャークスキン(サメ革)などがあります。独特の風合いと模様が特徴で、耐久性にも優れています。希少性が高いため高額になりますが、人とは違うものを持ちたい人や、個性的な表情を楽しみたい人にはおすすめです。
カラー
豊富なカラーバリエーションのなかで色選びに迷ったら、直観や自分の好きな色を選べばいいでしょう。また、鞄やスーツと同系色を選ぶと統一感が出やすくなります。ただし、財布は鞄と違ってシーンに合わせて使い分けることがほとんどないため、あらゆる場面で使える色を選んでおくと無難です。財布の色選びのポイントを紹介します。
財布のなかで最も選ばれている色といえば、やはり万能色であるブラックです。シーンを選ばず使いやすい色であり、長く使い込んでも汚れが目立ちにくいというメリットがあります。色にこだわりがない人や、色選びに迷った場合は黒を選ぶことをおすすめします。
ネイビーもブラック同様にあらゆるシーンで使いやすい色です。黒よりスタイリッシュな雰囲気がありますが、色のトーンに幅があるので、ブルーに近い明るめのネイビーより黒に近いダークネイビーのほうがフォーマルなシーンで使いやすくなります。
ブラウンも財布の定番色です。革本来の風合いや、経年変化を楽しみやすい色でもあります。ベージュに近い薄い色は、こまめに手入れをしないと汚れが目立ってきます。長く使うことを考えると、色が濃いダークブラウンなどのほうが使いやすいでしょう。
風水で金運アップの色として知られているのがイエローです。長財布のように面積が大きい財布の場合は目立ちやすいので、フォーマルシーンでは使いにくいかもしれません。また、汚れが目立ちやすいので、こまめな手入れが必要です。
価格
財布の価格には大きな幅があります。大人の男性の場合、財布の価格は3万~5万円が相場とされていますが、素材、デザイン、ブランドなどによって相場より高額になるものもあります。
財布の主な素材は革なので、使われる革によって価格は大きく変わります。カウレザーは、牛の年齢によってベビーカーフ、カーフスキン、キップスキンなどのように呼び名が変わり、若いものほど希少性が高く、高級素材になります。また、エキゾチックレザーも牛や豚と違って素材の供給量が少ないことから、高額になる素材です。
デザインやブランドによっても価格は異なります。同じ素材であっても凝ったデザインであれば製作工程が増えて手間がかかるため、価格は高くなります。また、有名ブランドでは最高級の素材を使って、技術と伝統を受け継いだ一流の職人が手がけているため、製品価格は高額です。ただし、そうしたアイテムは修理などのアフターケアを行っているところも多く、長く使える安心感があります。