バッグ
【バッグの人気ブランド10選】
お気に入りに出合うためのデザイン&素材選びのポイント
2021.12.21
大人のメンズに似合うバッグブランド10選
シチュエーション別にバッグ選びのポイントを見てきましたが、続いては大人のメンズに似合うバッグブランドを10個紹介していきます。各ブランドの歴史やデザイン、機能性の特徴などを解説しますので、自身のスタイルに合ったブランドを探してみてはいかがでしょうか。
BRIEFING(ブリーフィング)
1998年に創業し、真のミニタリズムを追求するバッグを数多く生み出していることで人気のBRIEFING(ブリーフィング)。基本的にアメリカの軍需工場で製造されているため、アメリカのブランドと思われがちですが、実は日本で企画されたものをアメリカで製造している日本ブランドです。
ブリーフィングが作るバッグの最大の特徴は「ミル・スペック」を満たしているという点。ミル・スペックとは一般的にアメリカ軍が使用する物質の調達に関して、国防総省が制定する厳しい品質基準のことです。通常の規格は日常生活における安全性や機能性を検証するのに対し、ミル・スペックでは極限の環境においても性能を発揮することが求められます。そんな規格に準拠して作られたブリーフィングのバッグは、とにかく丈夫で機能性に優れています。
ブリーフィングのバッグの素材として使われているのは、バリスティックナイロンという特殊なナイロン。通常のナイロンの5倍ともいわれる耐久性を持ち、長年使いつづけても傷つきにくいのが魅力です。
軍需工場で生産と聞くと武骨なイメージですが、ビジネスユースやカジュアルユースに応えるようしっかりデザインされているのもブリーフィングのバッグの特徴。洗練されたスタイリッシュなデザインのバッグは、さまざまな場面でマッチすることでしょう。
Daniel&Bob(ダニエル&ボブ)
1976年にイタリアのフェラーラで創業したDaniel&Bob(ダニエル&ボブ)は、バッグを中心に上質なレザーアイテムを生み出す人気ブランド。創業者アンドレア・ボルトロッティの地元のフェラーラ大学に通っていた仲間のひとりが、友人たちのために作り始めたハンドメイドのベルトをルーツとしています。
ルーツからわかるように、ダニエル&ボブはクラフトマンシップを大切にしているブランドです。フェラーラに古くから根付いているアルティジャーノと呼ばれる職人たちによって支えられた、妥協のないモノづくりによって生み出されるレザーバッグは、本物を知る大人の男性に愛されてきました。
卓越した技術によって作られたバッグは、裏地や芯地を使わず、縫製箇所を隠さないという一枚仕立てが特徴。職人がひとつひとつ丁寧に仕上げたバッグは、使うほどに味わいを増していきます。機能的で飽きの来ないデザインも相まって、長く愛用するのに適したレザーバッグといえます。
Felisi(フェリージ)
1973年、ダニエル&ボブと同じイタリア北部のフェラーラで創業したFelisi(フェリージ)。創業者のアレッサンドロ・フェリージと、現社長であるアンナリサ・フェローニが立ち上げた小さな革工房をルーツに持ち、現在でも約50名の革職人による手作業でバッグを製造しています。
フェリージの代名詞ともいえるのが、魅力的な光沢を持つナイロン素材とつややかなレザーを組み合わせたビジネスバッグです。まるでシルクのような光沢のナイロン素材を用いたフェリージのバッグは、今日にまで至るナイロンバッグ隆盛のきっかけにもなったとされます。もちろんナイロン以外の素材にもこだわっており、特にレザーは雌牛の腰部分の革「バケッタレザー」を使用。経年によって美しく変わる表情が、フェリージのバッグの魅力にもなっています。
ナイロン素材だけだと型崩れしてしまいがちですが、四隅を丈夫なレザーで覆うことにより、荷物が多い時でも本来の形を保つことが可能。シンプルながらも計算され尽くした機能美が魅力のバッグです。
FURLA(フルラ)
FURLA(フルラ)といえば、おしゃれな大人の女性たちの絶大な支持を誇るバッグブランドというイメージが強いかもしれません。1927年にイタリアのボローニャで誕生したフルラは、1980年代から本格的に海外進出を果たし、女性に向けたコレクションを展開してきました。2006年にはメンズコレクションもスタート、2014-15の秋冬コレクションでメンズコレクションをリニューアルしたことにより、メンズバッグブランドとしての注目度もアップしています。
メンズコレクションの歴史は浅いものの、バッグブランドとしての歴史に裏付けされた職人気質のモノづくりは一級品。ボローニャならではの高品質なレザーを使った製品は、長く愛用できるものばかりです。
フルラが展開するメンズバッグの特徴は、シンプルななかにもイタリアブランドらしい遊び心をちりばめていること。曲線美の光るデザインやカラフルな色使いなどを採り入れたビジネスバッグは、毎日のビジネススタイルにほどよいアクセントをプラスしてくれます。また、ブランドロゴを主張しすぎないところもフルラのよさであり、バッグそのものが持つデザインの美しさを堪能できます。
ZERO NEWYORK(ゼロニューヨーク)
ZERO NEWYORK(ゼロニューヨーク)は、アメリカが誇るトップラゲージブランドのゼロハリバートンが2015年にスタートしたカジュアルライン。ゼロハリバートンといえば、アポロ計画における月の石の採集やアメリカ大統領の持つブリーフケースなど、数多くの歴史的なカバンを手がけたプレミアムラゲージブランドです。
そんなゼロハリバートンが手がけるカジュアルラインのゼロニューヨークのバッグは、ニューヨーカーのビジネススタイルを徹底的に調査、分析して生み出された、高い機能性とミニマルデザインを特徴としています。
ゼロニューヨークが展開するのは「Madison(マディソン)」「Astoria(アストリア)」と名付けられた2つのコレクション。
マディソンは、糸の細いナイロン素材を使用した凸凹のないスッキリとしたデザインが特徴で、スマートなビジネスパーソンを演出します。15インチPCやB4サイズの書類を収納することができ、タウンユースから通勤、出張など幅広いニーズに対応する高機能モデルです。
もうひとつのコレクションのアストリアは、13インチPCやA4サイズの書類を収納可能。カバンの前面にあるファスナーポケットがポイントで、中のものを簡単に取り出せる気軽さが魅力です。ビジネスだけでなくカジュアルシーンでも使いやすいマルチなコレクションといえます。