ブーツの代表格10種類と定番ブランドを徹底解説

2021.12.09

ミリタリーブーツ

ここからは、ミリタリーブーツの特徴やコーディネートのポイント、定番ブランドについて解説します。

歴史、デザイン、素材の特徴

ミリタリーブーツは軍隊で使われるブーツの総称です。軍隊で使用されるオーソドックスなミリタリーブーツは「コンバットブーツ」と呼ばれ、特殊部隊が着用するブーツは「タクティカルブーツ」と呼ばれます。

また、砂漠地帯での使用に特化したものは「デザートブーツ」、亜熱帯地域での使用に適したものは「ジャングルブーツ」といったように、細かく種類が分かれています。主に機能的な素材が使われ、迷彩柄などの自然界になじむカラーリングが特徴です。

スタイル、コーディネート

ミリタリーブーツはタウンユースでも人気が高いアイテムです。機能性の高さにもかかわらずリーズナブルに入手できる場合が多いので、気軽にコーディネートに採り入れるといいでしょう。

ストリート系のファッションやアメカジスタイル、ミリタリーコーデなどと合わせやすいです。ワークブーツの代わりにミリタリーブーツを履けば、ファッションに軽やかな印象が加わります。ブーツインやロールアップですっきりと履きこなすのがおすすめです。

ミリタリーブーツの定番ブランド

ミリタリーブーツの定番ブランドとしては「アヴィレックス」「ロスコ」「パラディウム」などが挙げられます。

1975年創業のアヴィレックスはアメリカ発のミリタリーブランドです。アヴィレックスのミリタリーブーツはサイドにジップアップが付いており、着脱しやすくなっています。

ロスコもアメリカを代表するミリタリーブランドのひとつで、スエード仕立ての頑丈なデザートブーツが人気です。1947年創業のパラディウムは、フレンチミリタリーの機能的なブーツを提供しています。

ハンティングブーツ

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ここからは、ハンティングブーツの特徴やコーディネートのポイント、定番ブランドについて解説します。

歴史、デザイン、素材の特徴

ハンティングブーツは名前からもわかるとおり、狩猟用に開発されたブーツです。基本的にはシャフト以外の部分がゴムで覆われており、防水性に優れているので水辺なども問題なく歩けます。なお、シャフトとは足首から上を覆う筒状の部分のことです。

防水性以外にも、山道をスムーズに歩くためのグリップ力や足音が立ちにくい構造など、狩猟に役立つさまざまな機能が備わっています。デザイン性に優れており、タウンユースでもしゃれたレインブーツのように履けるアイテムです。

スタイル、コーディネート

機能性が高いハンティングブーツはアウトドアスタイルにうってつけのアイテムです。キャンプや登山など、アウトドアのイベントに参加する際は積極的に活用するといいでしょう。タウンユースで採り入れる場合はカジュアルなコーディネートに合わせるのがポイントです。

ハンティングブーツの定番ブランド

ハンティングブーツを打ち出しているブランドの代表格が1912年創業のアウトドアブランド「L.L.ビーン」です。L.L.ビーンのハンティングブーツ「ビーンブーツ」は創業当時から存在するアイテムで、あまりにも有名なのでハンティングブーツ自体がビーンブーツと呼ばれることもあります。

ビーンブーツのゴムで覆われたボトムは完全に浸水を防ぎ、アッパーには耐久性の高いフルグレインレザーを使用しています。ハンティングブーツの初心者は定番のビーンブーツから試してみることをおすすめします。

ペコブーツ

ここからは、ペコスブーツの特徴やコーディネートのポイント、定番ブランドについて解説します。

歴史、デザイン、素材の特徴

ペコスブーツは農作業などで使われていた靴ひものないブーツです。エンジニアブーツのようなベルトもなく、長靴状のすっきりとした見た目が特徴です。

「ペコスブーツ」という名称はもともとレッドウィングの商品名であり、「ファーマーブーツ」や「ローパーブーツ」などと呼ばれることもあります。ちなみに、ペコスブーツという名前はテキサス州に存在するペコス川に由来するといわれています。

スタイル、コーディネート

ほとんど装飾のないペコスブーツにはすっきりとした印象があります。エンジニアブーツほど武骨な印象が強くないため、カジュアルなコーディネートもほどよく上品にまとめてくれます。デザインがムートンブーツにも似ていますが、フェミニンさを感じさせないので使い勝手がよいでしょう。

ペコスブーツの定番ブランド

ペコスブーツの定番ブランドは名付け親ともいえる「レッドウィング」です。レッドウィングのペコスブーツはつま先が丸みを帯びており、流線型のラインが美しく仕上がっています。オーソドックスなスムースレザーだけでなく、スエード素材のベージュの製品も人気があります。

ムートンブーツ

ここからは、ムートンブーツの特徴やコーディネートのポイント、定番ブランドについて解説します。

歴史、デザイン、素材の特徴

ムートンブーツとは、羊の毛皮で全面が覆われたブーツのことです。フランス語の「ムートン」には「羊毛」という意味があり、英語圏では「シープスキンブーツ」と呼ばれています。

ブーツの内側にはボアが張られており、保温性の高さから第一次世界大戦でパイロットが着用した歴史もあります。冬らしい季節感を表現できるアイテムとして人気が高まっているブーツです。

スタイル、コーディネート

ムートンブーツはカジュアルシーンで採り入れやすいブーツですが、ロング丈のものは軟派な印象を与えることがあります。足も短く見えるため、暗い色みの丈が短いものを選ぶのが無難です。ムートンブーツを履くと足元にボリュームが出ることから、脚を細く見せる効果も得られます。

ムートンブーツの定番ブランド

ムートンブーツの定番ブランドといえば、真っ先に挙げられるのが「UGG」です。UGGはムートンブーツを世界中で流行させたブランドで、本国のオーストラリアではムートンブーツ全般が「アグブーツ」と呼ばれています。数あるラインアップのなかでも、ブラックのアグブーツはシックな印象で男性に人気があります。

まとめ

フォーマルな印象のものからカジュアル感の強いものまで、ブーツには多彩な種類があります。ブーツの特徴を知らないままコーディネートに採り入れるとちぐはぐな印象になる恐れがあるため、まずはどのような種類があるのかを知っておくことが大切です。

また、レッドウィングはワークブーツ、UGGはムートンブーツといったように、ブランドごとに得意なジャンルは異なります。

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