特別インタビュー
町田啓太という、しなやかな生き方。
2022.03.17
俳優・町田啓太は、しなやかである――。
彼のものの考え方、一挙手一投足、すべてが町田啓太という生き方そのものだ。
さまざまな局面でパラダイムシフトを実感する昨今、私たちが見習うべきことは多い。
先が見えない時代。刻々と変化する状況に合わせ、しなやかに生きることが求められている。町田啓太はしなやかだ。高校時代から打ち込んできたダンスをケガのため諦めた経験がある。そこで俳優に転向したからこそ、今がある。
「ダンスを諦めるときは悩みました。いろいろな思いをモチベーションにして進んできた部分もありますが、『あのときは大変でしたね』と今、過去形で言ってもらえるのは、僕自身、整理がついているからだと思う。選択にはもがき苦しみがあるけれど、『自分の心に素直に』というのは、ひとつ僕のなかで大事にしているところ。自分自身で選択したからがんばれるということもあると思います。もちろん周りの協力もあってですけど。結果として後悔ない選択ができたということなのかな」
これから町田はどう変わってゆくのか。理想像やそれに向けて変えたい部分はあるのだろうか。
「変えたい部分……(少し考える)。たとえば欠点って、表裏なんですよね。見方によってはポジティブに捉えることもできる。バランスの問題なのかなと感じます。ただ、他人の評価で『こうしよう』と判断するとストレスになるので、ちゃんと主観で考えてバランスを取っていきたいですね。理想像については『絶対これだ』と固めてしまうと苦しくなるので、その時々の『こうしたい』という思いを一個一個つなげていきたい。実は、僕は結構決めたら曲げないところもあるので、『柔軟にいたい』と意識して思っています。そのほうが将来どうなるんだろうって、逆に楽しみですし……
この続きはアエラスタイルマガジンVol.52で。
ここでは見られない写真も多数掲載!
購入はコチラから>>
町田啓太(まちだ・けいた)
1990年生まれ。劇団EXILEのメンバー、俳優。ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』『今際の国のアリス』『青天を衝け』『ダメな男じゃダメですか?』などに出演。4月8日より映画『チェリまほ THE MOVIE』が公開予定。NHK総合にて4月より毎週金曜23:15〜『漫画家イエナガの複雑社会を超定義』がレギュラー放送スタート。映画『太陽とボレロ』が6月に公開予定。
Photograph: Sunao Ohmori(TABLE ROCK.INC)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: KOHEY
Text: Yukiko Anraku