カジュアルウェア

MA-1にボーダーTシャツという90年代フレンチスタイルがリバイバル。
キーパーソンはマドンナと関係があったデザイナー!?
ファッショントレンドスナップ141

2022.05.10

写真・図版

マドンナの1990年のツアー衣装を手がけたり、エルメスのプレタポルテのデザインを一時期手がけたりと、自身のブランド以外にもマルチな活躍をしていたフランス人デザイナーのJean-Paul GAULTIER(ジャン=ポール・ゴルチエ)。

世界中のファンが驚いたマドンナの衣装は、コルセット(女性の下着)のバストのカップが円すい状に突き出ていたもので、30年以上前にこんなセクシーな姿でドームクラスのステージに立つことは、それまでの女性アーティストには考えられないこと。保守的な人から見れば、まるでストリップショー(若い方には死語?)のようないでたち。(注)画像はMadonna Blond Ambition Tourで検索するとすぐに見つかります。

そんなお騒がせミュージシャンと奇才デザイナーのコンビだったのですが、ゴルチエが普段着ている服は、彼のデザインとは真逆でかなりシンプル。個人的な印象(画像検索してもほとんど出てこない?)では、フレンチスタイルの王道ボーダーTシャツとミリターブルゾンのMA-1というのがすぐ思い浮かびます。

写真・図版

今回のジェントルマンとは、出会ったのがミラノでしたが90年代のパリのファッションを思い起こさせくれました。また同時に世界的に男女問わずトレンドになっている、ブルゾンスタイルとも言えるもの。

ご本人の年齢を考えると、ジャン=ポール・ゴルチエを意識しているとは思えませんが、こうしたフレンチテイストがいまの気分なのでしょう。実際今季は、日本でも久しぶりにメンズでボーダーTシャツが流行中ですし……。

ちなみにこのジェントルマンの着ているMA-1は中綿入りのようですが、一枚仕立ての軽いものに替えれば、肌寒さを感じる日本の梅雨時期にも役に立つはず。

90年代のフレンチスタイルをお手本にするなら、パンツはブラックデニム。全体をモノトーンにするのがパリ風でシック!と言われていました。

ただ当時は、日本にフランスのデニムブランドが一気に押し寄せ、さまざまな色とデザインのものが手に入るようになり市場は混乱気味でした。なかでも人気が高かったのは、シェビニオンやシピー、C17、リベルト、ピカデリーなど。現在はフレンチデニムというと、ディオール オムやアーペーセー、メゾン キツネといったトータルブランドのデニムが主流で、当時のブランドは影が薄い存在に。

次ページジェントルマンの着こなしを再現したコーディネートを紹介。

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