週末の過ごし方
「スカルプケアもスキンケアだとお忘れなく」
仕事に効く、ビジネススキルとしてしてのメンズ美容講座【第5回】
2022.05.06
こんにちは。メンズファッション&ビューティーディレクターの齋藤玲緒奈です。私は国内アパレル企業にてキャリアをスタートして以来、20年以上にわたりファッションブランドや美容商材の広報宣伝やマーケティングに従事しながら、メディアや対企業の窓口として数多くのビジネスパーソンに接してきました。
その経験から導き出した答えのひとつが、“美容は仕事に効く”ということ。本連載ではビジネスパーソンからの美容に関する疑問にお答えするかたちで、なぜ美容が仕事の成果と結びつくのかをお伝えしていきたいと思います。
「ウェットシェービングはオトコのホームエステと心得よ」
Q.毎朝ヘアスタイルをしっかり整えても、夕方にはベタっとして髪型がきまらなくなってしまいます。予定がある日には特に気になってしまい、どうしたらよいでしょうか?
A.“髪はオトコの命”とまでは言いませんが、ビジネスシーンにおいてもヘアスタイルは大きく印象を左右する要素であることは間違いありません。毎朝せっかく整えた髪型が夕方に崩れてしまうのは、頭皮から分泌される皮脂によるベタつきが原因のため、まずはシャンプーを見直しましょう。男性の頭皮は、顔と同じく非常に皮脂の分泌量が多いため、シャンプーについてもしっとり感を重視した女性用ではなく、洗浄力の高い男性用を選ぶことが大切なのです。頭皮も顔もひと続きの肌ですので、きちんと特性に合わせた対策が必要です。スカルプケアもスキンケアであることをお忘れなく。
おすすめアイテム3選
バルクオム ザ シャンプー
男性用シャンプーにとって最も大切なポイントは、髪や頭皮の皮脂や汚れをしっかりとクリアにする洗浄力、そして洗い上がりの頭皮を健やかに整えてくれること。こちらは独特のゲル状のテクスチャーから放たれる驚きの泡立ちで、整髪料のついた髪でも二度洗いせずにすっきり。圧倒的な使用感に加えて、スキンケア発想の成分が頭皮のトラブルまで抑えてくれる効果も期待できるというから嬉しいですよね。スカルプケアというと、すごく特別なことをしなければと思いがちですが、まずは顔と同じスキンケアであると心得てしっかり洗ってきちんと整えましょう。
問/バルクオム 03-5114-6220
クワトロボタニコ ボタニカル スカルプ & ヘアシャンプー
誰しもミドルエイジになれば、ふけ、かゆみ、ベタつき、皮脂の臭いといった、髪と頭皮の悩みからは逃れづらいもの。かといって、やみくもにシャンプーの回数を増やしたり、地肌を強く擦るような洗い方をしてしまうと、ダメージのせいでかえって頭皮を痛めて逆効果になってしまうこともあるので、効果性の高いアイテム選びが大切です。こちらは天然クレイが頭皮の毛穴の奥の皮脂や汚れを吸着して徹底的にクリアにしながら、植物や果実由来の成分が悩みにアプローチしてくれるので心強い限り。オトコにはオトコのシャンプーが必要だと感じさせてくれる一品です。
問/リ・ブランディングジャパン 078- 843- 9981
ザ・グルーミング シャンプー
特に美容アイテムに限らず、男性のアイテム選びの特徴として、スペックやウンチクなどについこだわってしまうという方も多いでしょう。そんなときにおすすめしたいのが、サロン専売品という選択肢です。こちらは資生堂が独自のテクノロジーで、男性の過剰な皮脂に着目して開発されたプロユースのアイテムだけであり、その効果性やヘアスタイルの仕上がりについては間違いありません。洗い落とすことが難しい皮脂を同じくアブラで落とすという発想で植物オイルを配合、頭皮にも必要な潤いを残しながら汚れだけを取り去ってくれるため、頭皮環境が整って爽やかさも持続します。また、洗い上がりの髪は軽さがありながらもハリとコシを感じる仕上がりになるため、毎朝のスタイリング前に使えば髪型もきまりやすくなるという点もポイントです。
問/資生堂プロフェッショナル ヘア技術センター https://corp.shiseido.com/jp/inquiry/mail/