週末の過ごし方

アマン京都
[ソーシャルグッドな京都の旅。]

2022.05.31

アマン京都<br>[ソーシャルグッドな京都の旅。]
奥に位置する客室「蛍」。棟の外に出ると紙屋川のせせらぎが耳に届き、苔むした美しい石垣が旅人を楽しませる。

現代ではすべての行動において、社会により良いこと、すなわち「ソーシャルグッド」な観点は必要不可欠なものである。それを旅のなかで見いだせたら、なんて贅沢なことか。いにしえからの寺社といったものだけでなく、伝統や文化、そして近代建築までも次世代につないでいく「京都」へ。新たな時代を牽引していく人気俳優、桜田 通と共に、継承という「ソーシャルグッド」を体感する旅に出た。

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ベッド、ソファやローテーブルを心地よいスペースに配置。檜風呂を満喫すれば至福の時に心も体もリラックスできる。

庭園や林のある敷地を継承したラグジュアリーホテル。

「アマン京都」が継承した、あるがままの自然を生かした庭園。そこは、かつて「紙屋川庭園」と呼ばれていた。最高級の西陣織を扱う織物屋である前所有者が、織物美術館を作ることを夢見て約40年の歳月をかけて育んできた密やかな安息の庭だ。巨石が横たわり苔が敷き詰められた空間は、訪れた者を魅了してやまない。客室は、日本旅館を思わせる伝統的な意匠を用いながらモダンに昇華させたデザインが特徴。木のぬくもりを感じるインテリアが魅力の静かで落ち着いた空間が心地よい。

中央に暖炉が置かれ、オープンテラスの先に庭を眺めるオールデイダイニングでは、珠玉の料理を堪能できる。地元食材の魅力あふれる食事からアフタヌーンティーまでシーンに応じて楽しめるのもありがたい。日本料理の醍醐味(だいごみ)を満喫できる「鷹庵」では、季節の移ろいにこだわり日本中から厳選した食材による美味を堪能したい。

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緑や朝の空気を感じながら楽しむ朝食もまた格別。
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日本各地から選ばれた銘石が庭に数多く点在。高台へ誘う石段など、喧騒から離れた静寂の森の中で別世界を作り出す。

アマン京都
京都市北区大北山鷲峯町1番
075-496-1333
https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto

<<ウェスティン都ホテル京都 はこちらから

「アエラスタイルマガジンVOL.52 SPRING / SUMMER 2022」より転載

Edit &Text: Haruhiko Ito

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