週末の過ごし方

ソーシャルグッドな旅で、現代の贅沢(ぜいたく)を知る。
[桜田 通と行く、ソーシャルグッドな京都の旅。]

2022.05.10

写真・図版
川端康成も宿泊した月7の部屋。庭を見下ろすと複数の屋根が重なる美景。五山の送り火や京都市内の夜景も楽しめる。

現代ではすべての行動において、社会により良いこと、すなわち「ソーシャルグッド」な観点は必要不可欠なものである。それを旅のなかで見いだせたら、なんて贅沢なことか。いにしえからの寺社といったものだけでなく、伝統や文化、そして近代建築までも次世代につないでいく「京都」へ。新たな時代を牽引していく人気俳優、桜田 通と共に、継承という「ソーシャルグッド」を体感する旅に出た。

130年余の歴史と優美を継承し旅人を至福の時へ導く。

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「ウェスティン都ホテル京都」の数寄屋風別館「佳水園」。村野藤吾は「白砂の中庭」で瓢箪と杯を表現した。

今回、俳優・桜田 通と訪れたのは「ウェスティン都ホテル京都」。1890年の創業以来、130年を超える歴史を有し、特に敷地奥にある「佳水園」は、継承の大切さを体感できる施設だ。

近代建築の巨匠のひとりと言われる村野藤吾の手によって誕生した数寄屋風別館である佳水園。1959(昭和34)年に建設された。川端康成もこよなく愛し、『古都』執筆の際はしばしば滞在したという。「雨過山如洗(雨過ぎて山洗うがごとし)」。雨上がりの東山の美しさを愛(め)でたのであろう。川端康成による書が、いまでも佳水園のロビーに掛けられている。 佳水園の魅力は、自然の地形を生かした高低変化に富む棟配置などあまたある。村野藤吾の設計による外観やパブリックスペースを承継し、2020年7月にリニューアルオープンした。日常の喧騒を忘れさせる安らぎの空間。地域性や歴史性を尊重した設計が特徴の建築家、中村拓志(NAP建築設計事務所代表)が、リニューアルの設計監修を担った。

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中村拓志の設計監修によってリニューアルを実施。当時の建築を継承し大切にしている点に感銘を受ける。

次ページ1933(昭和8)年に誕生した庭園を継承。躍動的な作庭が観る者を魅了。

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