小物

アップサイクルのキルト・プロジェクト
「アー・ペー・セー キルト」第22弾が発売。

2022.11.08

アップサイクルのキルト・プロジェクト<br>「アー・ペー・セー キルト」第22弾が発売。
(左から)09/08/5.35 ¥96,800、Cushion 20/08/5.13 ¥31,900

モダン・フレンチスタイルを提案する「A.P.C.(アー・ペー・セー)」より、シーズンごとに出る残反(余った布)を利用したアップサイクルのキルトプロジェクト「A.P.C. QUILTS(アー・ペー・セー・キルト)」の第22弾が登場した。公式オンラインストアと代官山FEMME店、青山店、神戸店で取り扱う。

キルト・プロジェクトは、「A.P.C.」の創始者でありクリエイティブディレクターのJean Touitou(ジャン・トゥイトゥ)の母であるOdette Touitou(オデット・トゥイトゥ)が、1970年代にアーミッシュのクラフトに影響されてパッチワークキルトを制作したことがきっかけ。

オデット・トゥイトゥは、アメリカのクラフト文化の女王として知られるSophie Campbell(ソフィ・キャンベル)に師事し、1977年にはインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙(現インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ紙)で表彰されている。

その約30年後、ジャン・トゥイトゥはイギリスのデザイナーでパッチワーク・アートに造詣の深い、ジャマイカ出身のデザイナーであるJessica Ogden(ジェシカ・オグデン)と出会い、共同プロジェクト「A.P.C. QUILTS」が誕生した。

約10年間、「A.P.C.」の残反はさまざまなパターンや色の組み合わせのキルトやクッションに作り変えられている。ジェシカ・オグデンは、「無駄なものは何もない、すべてが姿を変えられる」と話す。

  • 400_1 A.P.C._QUILTS_ROUND22_01
    14/09/5.52 ¥58,300
  • 400_2 A.P.C._QUILTS_ROUND22_06
    Cushion 15/10/15.51 ¥42,900

  • 400_3 1709 17.39 CUSHION (40X40 cm) 31900円
    Cushion 17/09/17.39 ¥31,900
  • 400_4 1309 6.06 TWIN  (140 x 160 cm) 96800円
    13/09/6.06 ¥96,800

  • 400_5 A.P.C._QUILTS_ROUND22_09
    Cushion 01/10/5.31 ¥31,900
  • 400_6 A.P.C._QUILTS_ROUND22_11
    30/04/5.51 ¥132,000

ジャン・トゥイトゥは、「2020年は異例の年でした。私たちはかつて経験したことのないことばかりでした。地球がまわりつづけていることはわかっていました。わかっていたことはそれだけでした。このウイルスで、私たちはみな絶滅してしまうかもしれませんでした。ジェシカ・オグデンが、ジャマイカにあるオーチョ・リオスの自宅から自分の目の前にあるものを写真に撮り、撮影日時も記録することを決めたのは、ちょうどそのころでした。日時と時刻も記録しました。なぜだか自分でもわからないままに。世界が終わったあとに、考古学者のために痕跡を残そうとするようなものでしょうか。これらの写真から、A.P.C.の余剰生地を利用した今回のキルト第22弾は生まれました。つまり、これらのキルトは抽象的な作品なのです。アートの世界ではよくあることですが、その原点は非常に現実的なものです。今回の作品では、“空”“雲”“海”がその原点となっています。第22弾キャンペーンは、光が本当に特別でカナリア諸島にあるランサローテ島でAlfredo Piola(アルフレッド・ピオラ)が撮影しました」とコメントした。

今回の22弾は、新作としてキルト8タイプとクッション4タイプを展開する。

問/アー・ペー・セー カスタマーサービス 0120-500-990

Text:AERA STYLE MAGAZINE

買えるアエラスタイルマガジン
AERA STYLE MARKET

装いアイテム

おすすめアイテム

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. うわさの“ちゃん系”、荻窪の「中華屋 啓ちゃん」へ。<br>白飯泥棒と評判のひと皿にマッチも大興奮!<br>マッチと町中華。【第17回】

    うわさの“ちゃん系”、荻窪の「中華屋 啓ちゃん」へ。
    白飯泥棒と評判のひと皿にマッチも大興奮!
    マッチと町中華。【第17回】

    週末の過ごし方

    2024.06.28

  2. 俳優・町田啓太と考える、装う美学。<br>エスプリ薫る「文月」のバスクシャツ。<br>【第二期】

    俳優・町田啓太と考える、装う美学。
    エスプリ薫る「文月」のバスクシャツ。
    【第二期】

    週末の過ごし方

    2024.07.19

  3. 【D-VEC(ディーベック)の日傘】<br>来たるべき猛暑を乗り切る日焼け予防&“涼やか”アイテム

    【D-VEC(ディーベック)の日傘】
    来たるべき猛暑を乗り切る日焼け予防&“涼やか”アイテム

    小物

    2024.07.02

  4. 「豆源」の豆菓子とおかき 。<br>すべて実食! 自慢の手土産 #134

    「豆源」の豆菓子とおかき 。
    すべて実食! 自慢の手土産 #134

    接待と手土産

    2024.07.18

  5. 【バナナ・リパブリック】<br>「クールビズ」の最適解。<br>ポロシャツが主役となるこの夏のビジカジスタイル。Vol.3

    【バナナ・リパブリック】
    「クールビズ」の最適解。
    ポロシャツが主役となるこの夏のビジカジスタイル。Vol.3

    カジュアルウェア

    2024.07.16

紳士の雑学