カジュアルウェア
バナナ・リパブリックのビンテージ感満載のシャツジャケット。
ぱっと見ではわからない裏ワザ発見!
ファッショントレンドスナップ165
2022.11.25
アメカジを代表するウエアの柄、生地パターンのひとつに、ネイティブ柄(ネイティブアメリカン)とかオルテガパターンと呼ばれるものがあります。80年代に日本でも大流行していて、こうした柄のセーターやベストを着た人が渋谷や原宿を闊歩(かっぽ)していました。
トレンドは、繰り返されると言われますが、約40年ぶりにこのアメリカンテイストのパターンがあちこちでざわついています。本家のアメリカのブランドはもとより、イタリアのモード系ブランドの「Max Mara(マックスマーラ)」もこれに近いパターンのワンピースを出すなどファッション業界は、この柄に再注目しています。
ちなみに、最近はアメリカ系アフリカ系のこうした柄を総称してジオメトリックパターン(幾何学模様)と呼ぶようになっていますが、個人的にはインパクトが薄まった……という感じがしますが、これも世の流れ、ファッションのニューノーマルだと受け入れるしかありません。
今回のジェントルマンは、トレンドに返り咲いたジオメトリックパターンのアウターをオーバーサイズで着こなしていました。
「Banana Republic(バナナ・リパブリック)」が現在公開している、俳優やモデルなど豪華8名のファッショニスタを起用したHOLIDAY 22キャンペーンにて俳優・モデルの栁 俊太郎さんがトレンドのジオメトリックシャツジャケットの着こなしを披露。このシャツジャケットは、バナナ・リパブリックの今季の新作なのですが、デザインのコンセプトは80〜90年代のアーカイブコレクションからインスパイアされた一着。
ネイティブアメリカンのラグなどによく見られるパターンを使いつつも、トレンド感を漂わせるデザインに仕上がっているのは、このブランドがプレミアム ライフスタイル ブランドに成長した証し。
栁 俊太郎さんは、見てのとおりジーンズにストライプシャツというベーシックなアイテムでコーディネートしていますが、カジュアルなイメージに程よいスパイスが効いていて、パートナーとのお出かけなどにも使えそうですね。
見た目のインパクトだけではなく、着心地も軽く暖かい作りになっているのもうれしいポイント。
次ページ80年代に大流行したジオメトリックのアウターを紹介。