週末の過ごし方
自分の株を爆上げする贈り物
百花繚乱! ラグジュアリーホテルのクリスマススイーツ
2022.11.22
すっかり秋も深まり、いよいよ年末まであとわずか。都内の名だたるホテル自慢のパティシエたちが腕を振るったクリスマスケーキの新作も勢ぞろいし、予約を受け付けている。都内のビジネスエリアにあるホテルならさっと立ち寄ることができる好立地なので、忘れずに予約して、家族や友人との集まりに花を添えればぐっと株が上がることは請け合いだ。試食させてもらった新作のなかから、ユニークなものをチョイスして紹介する。
帝国ホテル 東京
日比谷や有楽町、銀座エリアならなんといっても帝国ホテル 東京。今年のクリスマスケーキのラインアップは5種類で、なかでも個性が際立つのは、東京料理長の杉本 雄氏が監修した新作の『Truffe「S」2022』(税込2万3000円/150台限定)だ。
ケーキ全体を森の中にある“木の幹”に見立てた、“焼き菓子と生菓子の中間”という新感覚のチョコレートケーキで、その名のとおりトリュフが豊かに香るぜいたくな逸品。トッピングもさることながら、内部にマスカルポーネベースのトリュフクリームが詰まっているほか、バナナケーキやテリーヌショコラなど食べる場所によって食感が異なるのが特徴だ。表面はカカオ風味のパイ生地で覆われ、パリパリ感があるとともに香ばしさ、苦みがケーキの甘さと調和している。大人向けの味わいなので、お酒との相性も抜群だ。。
もちろんクリスマスケーキの定番『ブッシュ ド ノエル』(税込5800円)もラインアップに入っており、こちらはコーヒー風味のバタークリームに、ほどよく煮詰めたキャラメルを加えたスポンジ生地のロールケーキだ。サンタクロースやマカロンのトッピングもかわいらしく、こちらは家族で祝うクリスマスにぴったりだ。
クリスマスシーズンのギフトとしておすすめなのは大きなドーム型の菓子パンで、ドライフルーツなどが入っている『パネトーネ』(税込3500円 ※配送可)。シュトレンと並ぶクリスマスの人気商品で、長期熟成した生地にドライフルーツを混ぜて作られる。帝国ホテルのパネトーネは今年、ベーカリーシェフの試行錯誤により生地からリニューアルしたのだそう。
ホテルショップ「ガルガンチュワ」で季節ごとに異なる素材を使ったパネトーネが登場するが、クリスマスシーズンにはオレンジやレモンピールをリキュールに漬け込んだクラシカルな素材を使用。さすが試行錯誤の末に完成したとあって、しっとりしていながら舌の上で「しゅっ」ととろけるような軽い口当たりが絶品だ。(なんとなく習慣で贈り合うイメージのパネトーネだが)「帝国ホテルのパネトーネは違う!」と絶賛されるに違いない。
※パネトーネは12月1日(木)より店頭にて販売
帝国ホテル 東京『インペリアルクリスマス 2022』
販売場所:帝国ホテルプラザ 東京 1階
ホテルショップ「ガルガンチュワ」
予約可能期間:受取日の5日前18:00まで
商品受取期間:12月17日(土)~25日(日)
※本館1階宴会ロビー 特設デスクにてお渡し
クリスマス予約専用ダイヤル:03-3539-8026(10:00~18:00)
予約はこちらから(クレジットカード決済のみ)
アンダーズ 東京
近年開発が進み新旧の魅力溢れる街、虎ノ門にあり、虎ノ門ヒルズ駅にも直結しているためさっと立ち寄ることができるのがアンダーズ 東京。今年のクリスマスケーキのテーマは「ホワイトクリスマス」で、白を基調に4種類が登場した。真っ白な『ブッシュ ド ノエル』は予約開始後にすぐ売り切れるほどの人気ぶりで、ウッドカラーではない、その意外性が人々の心を引きつけている。
もうひとつ、「クリスマスケーキなのに意外!?」とうれしい驚きがあるのが『ホワイトチョコレートモンブラン』(税込6100円)。雪化粧したモンブランといったルックスながら、中は濃厚な白あんホワイトチョコクリームとマロングラッセがごろごろ入っている。ホワイトチョコレートのミルキーさに、十勝産白いんげん豆のあんが合わさり、上品な甘さの和菓子的なほっこり感が楽しめる。さらに、ヘーゼルナッツメレンゲが台になっているため香ばしい&カリモチフワな食感がこれまたナイス。洋菓子好きにも和菓子好きにも喜ばれるに違いない。
クリスマスの楽しさを表現しているのが『クリスマスツリー プロフィトロール』(税込8500円/60台限定)。ホワイトチョコレートで作られた真っ白なカバーを開けると、カラフルな“クリスマスツリー”がお目見えするというサプライズが楽しめる。アーモンドクリームとフレッシュベリーのタルトに小さなシュークリームが積み上げられたポップなビジュアルだ。シュークリームはストロベリー、チョコレート、カスタードクリームと3種あり、口に入れるまでどのフレーバーかわからないのも楽しみどころ。わいわい気軽なパーティーなどでつまみたい。
アンダーズ 東京「ペストリー ショップ」
販売期間:12月21日(水)~25日(日)(※記事中のケーキ)
予約期間:11月30日(水)までに公式ホームページより予約すると10%OFF
受取期間:10:00~18:00
12月21日(水)~22日(木) 1階 ペストリー ショップ
12月23日(金)~25日 (日)1階 ビブ ラウンジ
予約はこちらから
キンプトン新宿東京
新宿もJR駅から離れ都庁前エリアとなると手土産をさっと買える場所が激減。そんなときに大助かりなのがキンプトン新宿東京。今年のクリスマススイーツのテーマは「ナイトビフォアクリスマス」で、物語から着想を得たといい、サンタクロースやトナカイのかわいらしいデザインが魅力的だ。しかも、キンプトンではこれまで作ってこなかったショートケーキやシュトーレンがお目見えし、よりフェスティブ気分を盛り上げてくれる。
ショートケーキ『サンタクロース』(税込6200円)には北海道産の2種のクリームをブレンドしたダブルクリーム、そしてピスタチオミルクやココナッツも加えたカスタードと、こっくりとした味わいが特徴。ミルク感があるなか、ピスタチオの香ばしさがアクセントになっている。デコレーションのかわいいサンタクロースは、小さな子どもも喜んでくれそう。
熟成して食べごろのシュトーレン(税込2500円)は、ラム酒に漬けたドライフルーツやナッツ類がぎっしり入っていて、ずっしり感がある。特にドライフルーツはシナモンを効かせたお酒に漬けたとあって、ラムコークのような風味。ペカンナッツやマカダミアナッツもかむたびに甘さがにじみ出るようで、温かいお茶だけでなくウイスキーなどにもマッチしそう。クリスマスギフトのハンパーボックス(税込5500円)にも入っているので、お歳暮として贈るのもおすすめだ。
キンプトン新宿東京
販売期間:12月1日(木)~25日(日)
受取時間:14:00~20:00
受取場所:ディストリクト ブラッスリー・バー・ラウンジ(2F)
予約はこちらから(引き渡し日3日前までの要予約)
ザ・キャピトルホテル 東急
日枝神社のすぐ隣に位置するザ・キャピトルホテル 東急の今年のクリスマスは、とてもシック。「オーセンティック クリスマス」をテーマに、クリスマスオーナメントなどをモチーフとして5種類を展開する。
コンセプトカラーの緑のケーキ『ノエルピスターシュ』(税込6480円/100台限定)は、「雪が降り積もる聖夜の煙突」をイメージ。砂糖漬けのピスタチオ、ピスタチオのムースにローストピスタチオと、ピスタチオをふんだんに用いているのが特徴。台になっているダックワースにもピスタチオパウダーが入っており、ピスタチオ好きにはたまらないお味だ。中にアプリコットのコンポートとミラベルのムースが挟み込まれ、華やかな印象となっている。ピスタチオといえばベリー系と合わせることが多いなか、新感覚のクリスマスケーキではないだろうか。
もうひとつのクリスマスカラーといえば、赤。『ルージュノエル』(税込5076円/100台限定)はクリスマスオーナメントをモチーフにデザインされたケーキで、金箔のキラキラがちりばめられ華やかでありながら落ち着いたイメージ。フランボワーズと桃、ルビーチョコレートのムースに苺のジュレが包み込まれ、ふるふるとやわらかくさっぱり。みずみずしさを追求したとあって、すいすいと喉越しよく味わえるので、ヘビーなクリスマスディナーのあとにもおすすめだ。
ザ・キャピトルホテル 東急
予約期間:~12月20日(火)11:00~18:00
受取:12月19日(月)~22日(木)12:00~20:00 ラウンジ「ORIGAMI」3階
12月23日(金)~25日(日)12:00~19:00 ペストリーブティック「ORIGAMI」B2階
予約はこちらから
※本記事で紹介した各ホテルのクリスマスケーキは売り切れの可能性があるため、事前にご確認いただいた上でお買い求めください
Text:Shie Iwasa