カジュアルウェア
ユニクロ アンド マルニのウインターコレクション発表。
推しアイテムはこれ!
ファッショントレンドスナップ167
2022.12.08
ここからは、このジップパーカのディテールにフォーカス。まずは、見ていただいたように袖と裾のリブ編み部分がボディーとは違う色使いになっています。
モデルの吉川健二さんは、身長178cm、胸囲92cm、ウェスト76cmなのですが、レディースサイズのXXLが丁度いい感じです。
※実は着用前にサイズチャートで裄丈を確認したら80cmとあったので、吉川さんには短いかな?と思っていましたが、いざ着ると見てのとおりジャストサイズ
ユニクロのホームページにあるサイズチャートだけではなかなかサイズ感がつかめないという人も多いと思いますが、普段着ているユニクロのメンズのワンサイズ上を狙うのが基本ではないかと思います。ただし、袖の長さや着丈はメンズに比べるとやや短めな感じ(ニットなので着込むと伸びますが)です。個人的には、着丈短めでおなか周りがダブつかないスマートな感じが気に入っています。
※サイズ感はあくまで個人の感想です。購入は、実際に試着して好みのサイズを選ぶのがベスト。オンラインの場合は、サイズチャートをよく確かめてからポチりましょう。
フードのボリューム感とデザインも完璧です。寒い日は、マフラーやニット帽がなくてもこれだけでしのげます。ネック部分に出ている、コードを絞って結べば凍てつく風も防げますね。
ユニクロでは数々のフードのついたアウターを販売していますが、フードのデザインは毎年微妙にアップデートしているものがいくつもあります。それは、フードを立てたときの見た目や実用性、寝かしたときの立体感などをより向上させるためだとか、ほんとすごいですね。
「神は細部に宿る」という有名な言葉がありますが、細かい部分にまでこだわり抜くことで全体としての完成度が高まるという意味。
まさにそれを実践しているのが、このファスナーの持ち手。通常のユニクロで使われているものとは全く違うもので、マットなブラックでMARNIのロゴが刻印されているのです。果たして、この商品を買った人のなかで、ここに気づく人がどれだけいるでしょうか……。
私はこの小さなパーツに、マルニのクリエイティブディレクターのフランチェスコ・リッソとユニクロのこだわりとプライドをビシビシ感じ取り、目頭が熱くなりました。
Photograph & Text:Yoichi Onishi