スーツ
スーツの装い。
My Rule10
【HOW TO DRESS/前編】
2023.04.03
ビジネススタイルが多様化するなか、スーツの価値が
再評価されている。着こなしは自分なりのルールを設けて主体的に。
普遍と革新のはざまでスーツの新章が幕を開ける。
My Rule01
初対面の商談はネイビーピンストライプ

ビジネスの場においてスーツが必須ではなくなった時代こそ、スーツを着ることの意味が明確になる。それは、相手に敬意を払い、信頼を得ること。だから、初対面の商談で何を着るかと考えたとき、一択になる。オーセンティックなスーツのなかでも色はネイビー、柄はピンストライプ。これが、最善だ。誠実な人柄を映し出し、コミュニケーションを円滑にうながす。スーツ新時代におけるマイルール。
My Rule02
レセプションはワントーンVゾーン

英国で確立されたスーツスタイルには、アンダーステイトメントが根底にある。過剰な演出は避けて、控えめに振る舞う。あくまでも抑制の利いた着こなしに、品性が宿る。それは、レセプションに臨むときでも変わりない。共にグレーの無地のスーツとネクタイ。究極のシンプルであるがゆえに、上質さが際立ち、それがエレガンスに転じる。シャツだけはクレリックカラーで非日常を採り入れて。
My Rule03
機内で着るのはストレッチナイロン

行動制限が緩和され、これからはビジネストリップも増えるだろう。そこで役立つのが、現代の機能素材を採用した新たなスーツだ。テーラードの基本を押さえていることで上品なルックスを保ちつつ、伸縮性にたけたコンフォータブルな着心地をかなえている。着ている自分が気持ちよく過ごせる。それも、マイルール。ニューノーマル時代のスマートなビジネスパーソンは、もうすでに始めている。
My Rule04
ビジネスのスーツにもブラウン

ネイビーとグレーに次ぐ、第3の色と言われて久しいのがブラウン。実際、ビジネスシーンに浸透したとは言い難い。しかし、ビジネススタイルの許容範囲が大きく広がった現況、ブラウンに手を伸ばす好機の到来だ。利点は、柔和な人柄を演出できること。ブラウンのスーツに袖を通したら、鏡に映る自分をのぞいてみよう。眉間にシワが寄ったしかめっ面は似合わない。ブラウンデビューはもう待てない。
My Rule05
夏のスーツはウォッシャブル

あなたのスーツは時代遅れになっていないだろうか。デザインや色といった話ではない。現代の機能を備えているか否か、である。そのひとつが、ウォッシャブル。女性のビジネスウエアでは販促におけるキラーワード。つまり、需要が極めて高い。特に汗ばむ夏場、清潔感を保つことはビジネススタイルにおける基本。それが、時代を捉えたスーツならば、簡単にかなう。乗り換え推奨のスーツである。
掲載した商品はすべて税込み価格です。
Photograph: Osami Watanabe
Styling: Masayuki Sakurai,Akihiro Mizumoto
Hair & Make: Masayuki(The VOICE)
Edit & Text: Kenji Washio
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