週末の過ごし方

Podmore(ポッドモア)
異次元の進化を遂げたハワイの最新レストラン。
[帰りたくなるのは、やっぱりハワイ。]

2023.05.02

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スモークド・スフレ・パンケーキは$20。

ポッドモア
定番メニューも独創的に!
ハワイのブランチ最新形態

今ハワイでは次々とスターシェフが誕生し、飲食業界に革命を起こしている。地産地消でおいしいだけじゃない、物語や驚嘆が詰まった2店を紹介する。

ハワイといえば、パンケーキ。だが、ここポッドモアで提供するそれはひと味もふた味も違う。燻製され、エディブルフラワーに囲まれた妖艶な外観。

「こんなパンケーキ、見たことない!」と興奮していると、オーナーシェフのアンソニーはうれしそうに笑っていた。

アンソニーは美食家が集うダウンタウンでも特に予約が取れないことで有名な店「セニア」を手がけたスターシェフだ。

「僕も妻もハワイのブランチは大好き。だけど、見た目で美しいと思えるものは少なかった。この建物に見合うような、奇麗なメニューが出てきたらお客さんも喜んでくれるだろうと思ったんだ」

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店名の由来となった建物、ジョセフ・W・ポッドモア・ビルディングの外観。

お店が入る「ジョセフ・W・ポッドモア・ビルディング」は築120年以上の歴史的建造物。店内の壁にはシェフの両親が好きだという藤棚が描かれ、イギリス風の雰囲気が漂う。最初は見た目に気を取られるアンソニーのメニューだが、ソーセージやベーコンなどの食材はできるだけ自家製にこだわっており、口に運んだ瞬間に2度目の感嘆の声が上がる。

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バーではカクテルメニューも充実。

実はここ、ブランチ営業が終わると一旦クローズするが、夕方からバータイムが再開。昼に負けず劣らず独創的なカクテルやおつまみがそろい、実際夜のほうが予約を取りづらい状況とのこと。セニア来店の前後に使うお客さんも多いそうだ。

大当たりの店に出合い大満足! 次にハワイに来るときも再訪は間違いない。問題は昼に来るか夜に来るか。まあ2度来たとしても絶対に後悔はしないだろう。

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    イギリスの夏のお酒「ピムズ」をポッドモアスタイルにアレンジしたシグネチャーカクテル、チリー・チャンチャオ($30)。
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    三つ星レストラン「フレンチランドリー」や「パーセ」など輝かしいキャリアを有するアンソニーシェフ。

ポッドモア
202 Merchant St., Honolulu
808-521-7367
https://www.barpodmore.com/

<<名門ホテル、ハレクラニは大改装を経て次の100年へ。記事はこちらから

アエラスタイルマガジンVOL.54 SPRING/SUMMER 2023」より転載

Photograph: Akira Kumagai
Coordinate: Eriko Shiina(makana press)
Edit & Text: Keiichi Izawa

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