靴
ジャパンブランドらしい心遣いが光る、
フット・ザ・コーチャーのサンダル。
2023.08.01
“おしゃれは足元から”というクリシェ(決まり文句)は現代においても有用だが、高温多湿な日本の夏にレザーのドレスシューズはやや不向き。かといって、スニーカーはありきたりすぎてどこか物足りない。そこで、選択肢に挙がるのがサンダルだ。素材やデザインに気を配れば、大人っぽく上品にも装える。何より優れた通気性と解放感は涼やかなだけでなく、Tシャツやショーツといった夏の軽装にまとまりを生む。「でも何を選べばいいの?」とお悩みの貴方のために、今シーズンのおすすめを日替わりで紹介。この夏を共に過ごす気に入りの一足を見つけてはいかがだろう。
ロゴなどの記号性を排除したアノニマスなデザインが、モダニティを際立たせるフット・ザ・コーチャーのサンダル。履いたときにストレスがかからぬよう、指先を含めた足全体の形状に沿う「オブリークラスト」を採用。直接肌に触れるストラップには、きめの細かいステアハイドを使うなど、細部にまでシューズデザイナーとしてのこだわりと繊細な心遣いが見て取れる。吸湿性に優れたホースレザー性のライニングは、汗をかきやすい夏場にその効果を享受できる。ソールに採用した「HARDNESS 60」は、軽量かつ屈曲性に優れており、長時間歩いても疲れにくいのがいい。
問/ギャラリー・オブ・オーセンティック 03-5808-7515
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Photograph: Koto Sato
Styling: Tomohiro Saito(GLOVE)
Text: Tetsuya Sato