週末の過ごし方
エル・エル・ビーンのおすすめ。
今年のお花見が劇的に充実する、便利ギア&グッズ。
2024.03.13
2月22日に発表された開花予想(日本気象株式会社調べ)では、東日本・西日本が3月19日〜21日前後、北海道を含む北日本では4月10日ごろから4月末にかけて開花が始まり、約10日〜2週間程度は桜花を見ることができる。そうなると今から楽しみなのが、春の一大イベント、お花見だ。気の合う仲間同士で楽しむ「花見酒」は、それだけで四季のありがたみを実感できる。そこで、今年のお花見がもっと効率的に、さらに楽しくなる便利ギア&有能グッズをアウトドアブランドから厳選し全3回に分けて紹介。今からチェックして、お花見本番までに買いそろえてはいかがだろう。
第2回は、110年余の歴史を誇る、アメリカ、メイン州発の老舗アウトドアブランド、エル・エル・ビーンから4アイテムをピックアップ。
80年間愛されつづけた名作を
アウトドア仕様にアップデート。
エル・エル・ビーンが誇る不朽の名作と言えば、1944年に誕生した「ボート・アンド・トート・バッグ」。80年間ほとんどデザインが変わらないにもかかわらず、いまや古い個体がビンテージ市場で高騰するなど、若い世代にも大人気となっている。そのオリジナル・トートをヒントに、ピクニックやキャンプといったアウトドアアクティビティー用にアップデートされたのが、こちらの「インサレーテッド・トート」だ。おなじみの切り替えの意匠はそのままに、ボトムスはウレタン加工を施したキャンバスで耐水性を高め、内側のライニングには保温性の高いインサレーションを搭載。飲み物や生鮮食品を冷たく保てるような構造に変更した。ライニングは、汚れたり濡れたりしても拭き掃除をしやすい仕様にするなど使い勝手も抜群。S、M、Lの3サイズ展開で各3色展開。サイズ違いを家族やパートナーと共有するのもおすすめだ。
夜の寒さ対策はこれ1枚で万全。
好配色がたまらないキャンプブランケット。
夜のお花見でいつも失敗するのが防寒対策。昼と夜の寒暖差を甘くみた人たちがブルブル震え上がる風景は、もはや浅春の風物詩のようでもある。そんな、失敗を繰り返さないためにもおすすめしたいのが、写真のキャンプブランケット。エル・エル・ビーンが展開する「マウンテン・クラシック・コレクション」のアイテムで、40デニールのポリエステル製マイクロ・リップストップ素材を採用。軽くて暖かく、さらに引き裂きにも強いのが特徴。汚れたら洗濯機で簡単に洗えるイージーケアもうれしい。なにより表裏で異なるカラーリングが出色で、アウトドアブランドならではの好配色は3種類とも捨てがたい。ポケッタブルで小さく収納できるので、お花見やスポーツ観戦はもちろん、車の中に常備しておけばなにかと重宝するに違いない。
背負った姿も趣深い。
持ち運びできる折りたたみ式リクライニングチェア。
ビニールシートを敷いて車座になるお花見も乙なものだが、時間の経過と共に腰やお尻が痛くなるのが難点。快適さを求めるならローチェアに軍配が上がる。こちらの「バックパック・ビーチ・チェア」はシートの高さが約24cm。背もたれのリクライニングは4段階調節が可能なので、自分好みの快適な座り心地をかなえられる。特筆すべきは、肩から掛けられるストラップでリュックのように背負って持ち運べること。スタイリッシュというより、どこか武骨で趣のあるたたずまいは、さしずめヘンリー・デイヴィッド・ソロー(『森の生活』などの著書で知られる思想家/ナチュラリスト。湖のほとりに建てた自作の小屋で自給自足生活を送った)といったところか。お花見やキャンプだけでなく、公園や川べりで缶ビール片手にチェアリングを楽しむのもいいだろう。
キャンプ場でよく見るアレ。
お花見でも大活躍するユーティリティアイテムだった。
飲み物におつまみ、ブルーシートなど大量の荷物を両手いっぱいに抱えて、広い公園を歩くのはなかなか大変。そんなときに活躍するのが、片手でけん引できるキャスター付きワゴンだ。サイズは約長さ99×幅53×高さ66cmで、耐重量約68kgとくれば、お花見に必要なものは楽々収納可能。ペットボトルやカトラリーなど、細かいものを整理できる側面と背面に配した収納ポケットに加え、リアポケットは取り外して単体で使うこともできる。大きな車輪は多少の悪路での走破性も抜群。折り畳むと小さめのダッフルバッグ大になるので、持ち運びしやすいだけでなく自宅での保管も場所を取らない。ハンドルの長さは調節可能で小柄な女性や子どもでも運べるとあって、一家に1台レベルの必須アイテムと言えよう。
掲載した商品は税込み価格です。
問/L.L.Bean カスタマーサービスセンター 0422-79-9131
Text: Tetsuya Sato