週末の過ごし方

Thai Hua Hin Chiva-Som
先見と普遍が同居する、
トップウェルネスリゾートへ。

2024.05.15

Thai Hua Hin Chiva-Som<br>先見と普遍が同居する、<br>トップウェルネスリゾートへ。
海沿いのチバソムにはタイの伝統的建築様式を模したパビリオンが。右手にあるのがメインダイニングのテイスト・オブ・サイアム。

パンデミックを経て、世界中の人たちが健康=ウェルネスの重要性を再確認した。コンデナスト・トラベラーをはじめ、各国のトラベル誌で絶賛されるタイのチバソム。来年30周年を迎えるデスティネーション・スパの先駆けが、トップでありつづける理由とは?

体、心そして魂…… 真の健康を
〝人生を楽しみながら〟獲得するために

チバソム02
リノベーションで誕生したバスパビリオン。

チバソムは、王室の保養地でもある海辺の町・ホアヒンにあるラグジュアリーウェルネスリゾート。目的地に値するスパという意味の“デスティネーション・スパ”という言葉は、ここから生まれたと言っても大げさではない、先駆け的存在である。

COVID‒19のパンデミックが変えたのは、世界の在り方だけではない。健康こそ価値があり最も重要であることを、私たちが再確認する機会となった。来年開業30周年となるチバソムは、そんな人々の思いを、優雅に心強く受け止めてくれるのである。

まずはゲストはどのようにして過ごすのか、時系列に紹介していこう。スタッフの歓待に応え、リゾートに到着してまずするのはスマートフォン、タブレット、PC、デジタルカメラなどすべての電子機器は、客室以外で使用しないというサインである。滞在中にデバイスを手にする時間が自ずと減るので、デジタルデトックスにもなるし、カメラ撮影やSNSの無意識のプレッシャーからも解放される。

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パーソナルトレーナーとのトレーニングからトリートメントまで、身体アップデートとリラクセーションなどを目的としたメニューがある。

その後、あらかじめ回答した自分の体質や病歴、現在の健康状態などの詳細なアンケートを元にコンサルテーションを受ける。200を超えるプログラムから、目的に沿って組み合わせられたコースの何がふさわしいかを決めるのである。滞在中はそのプログラムに沿って毎日を過ごすことになる。コースを基本とはするが、その人にふさわしければ、要望に合ったアレンジメントが可能。こうやって自分だけのスケジュールが設定されるというわけだ。

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温度管理されたプールでは、ウォーターエクササイズなどのプログラムが。

特筆すべきはそのバリエーションの多彩さや専門性の高さのみではない。業界のトップを行くリゾートでは、健康とは身体的なことだけではないという理念をいち早く構築。内面の平穏も含め、総体的観点から、滞在するゲスト一人ひとりのより良いコンディション作りをサポートしていく。

真の健やかな人生を探求して

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ゲストはこのスパレセプションを基点に各プログラムへ。

チバソムは、健康とは体、心、魂が良好な状態ととらえ、6つの要素(スパ、理学療法、フィットネス、食餌、ホリスティック・ヘルス、美容メディスパ)から、プログラムを提供している。よって西洋医学や先進美容技術もあれば、東洋医学に基づいたセッションもある。またセラピストやトレーナーをはじめスタッフたちも、ウェルネスの知識や経験が非常に高いのも大きな特徴である。

チバソムはバンコクに系列のアカデミーを持ち、リゾートに従事する人たちは、このアカデミー出身者がほとんどである。つまりセラピストはもちろん、コンサルタントやスパのレセプショニストといった人たちも、豊かな知識と経験の持ち主である。

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スパスペースではジャグジーやサウナのほかに冷水バスがあり、自律神経にアプローチするという温冷交代浴が可能。

リゾートでは2016年から19年まで4年間をかけて、一大リノベーションを実施し、客室はより機能的に生まれ変わった。フィットネスやトリートメントの技術は日進月歩であるが、それに対応するよう施設設備もアップデート。もちろん、プログラムも現代の生活様式を鑑み、必要とみなしたものが加えられていく。

免疫力アプローチや心と体の回復を図るプログラムや、睡眠に特化したものなどは、世界中のゲストが求めているものではないだろうか。さらにはゲノム遺伝子検査により、健康管理やライフスタイルのアドバイスも昨年スタートさせている。

価値あるものを知る人に
愛される理由とは

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ファインダイニングのエメラルドルームはシーフードに特化。

ここまで読み、もしかしたら最先端の健康医療をストイックに受けつづける滞在を想像する人もいるかもしれない。このリゾートの最大の目的かつ最終ゴールは、「Enjoy Your Life」。人生を思い切り楽しむために健康を手に入れる。その過程も楽しいものになれば……、というコンセプトはチバソムにおいて首尾一貫しているので、不安は杞憂に終わるだろう。

たとえば6つの要素のひとつでもある食餌だが、ゲストは3食リゾート内のレストランでとる。グルテンフリーやラクトフリー、ヴィーガンにローフードなど、さまざまなアレルギーや食事療法に対応しているのはもちろん、シェフが腕をふるった料理は、カロリーや塩分などのコントロールがされていながら、大変美味。体質改善や健康促進を目的にリゾートに来ても、やはり食べることは日々の楽しみである。

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オーガニックガーデンで栽培された食材は、エスニックやウエスタンなどの多彩な料理となってゲストに提供される。ローカル中心の魚介料理も定評がある。

修行僧のような素食でなく、目も舌も喜ぶような料理がいかに人を引きつけるかをチバソムは熟知している。またゲストには専用バトラーが付き、広大な敷地内にわずか54室のリゾートで、質の高いホスピタリティを享受できるのだ。

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2019年に全客室をリノベーション。よりモダンで機能的に生まれ変わった。

創業者であるタイの政財界の大物の別荘兼ゲストハウスであった敷地に生まれた、チバソム。SNSがここまで成熟しても、デジタル機器の持ち出しをすべてのゲストに禁じ、たとえ興味があるプログラムでも、その人に合わないものを組み込むことはしない。信念と最先端を洗練された形でリゾートのシステムに組み込み、人生を謳おう歌か するための体・心・魂の健やかさを探求しつづけている。

中東の富豪から韓流スターまで、30年近く世界中のセレブリティが厚い信頼を寄せ、リピーター率も高く、なかには1カ月という長逗留(とうりゅう)するゲストもいるという事実は、長く世界のトップに君臨するチバソムの魅力を雄弁に物語っているのではないだろうか。

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日本国内ではなかなか体験できないプログラムも少なくない。塩水プールに浮かび指圧を受けるワッツでは、指圧による血行促進だけでなく、瞑想時のような内面の静寂がもたらされる。

Chiva-Som
チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾート
お得な6月からの特別オファーや早期予約割引も。
詳細は下記まで。
73/4 Petchkasem Road.Hua Hin,
Prachuap Khiri Khan,77110,Thailand
www.chivasom.com
日本の問い合わせ先:
チバソム・コンシューマーサービス
tel/03-3403-5355

「アエラスタイルマガジンVOL.56 SPRING/SUMMER 2024」より転載

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