小物
クリアフレームの眼鏡
[俳優・板垣李光人、なりたい自分へと導く眼鏡。]
2024.05.21
眼鏡は視力補正のギアであると同時に、もう一人の自分を創るモノ。「強く見せたい」「優しくなりたい」「小粋を気取りたい」etc.。変幻自在の演技で話題をさらう板垣李光人。新作眼鏡を駆使して見せる4つの顔は、果してどれが本当の彼なのか……?
明朗さ透けるクリアフレームで「おどける男」。
美しい透け感と同時に、表情を軽く見せるクリア素材のフレーム。その男が選んだ一本は、落ち着いた緑色がポイント。太枠ゆえ一定のインパクトを持ちつつ、でも不思議に重さは感じさせない。誰かが落ち込んだときも、コミカルな表情を作ってみせる。場の空気を軽くしようという気遣いに、心根までもが見えてくる。「やさしさは 殻透くばかり蝸牛」(山口誓子)
光を透過させるクリア樹脂を使用したフレーム。透けているため太枠タイプでもヘビーに見えないところがポイント。独特の軽妙さは春夏期の薄着スタイルと非常に相性がいい。
上/メッシーウィークエンド
ライトイエローは日本人の肌になじみがいいカラー。表情も明るいものとなる。定番的なボストン型ゆえに、いろいろな服装にもマッチする。
中/レイバン
グレーとクリアセルのコンビは、シックな服装によく似合う。比較的太めのフォルムだが、クリアゆえに軽快感も兼備。
下/ジンズ
シルバーメタルとクリアセルのコンビ。メタル部に装飾を施しながらも非常にリーズナブル。
板垣李光人(いたがき・りひと)
2002年生まれ。名前はドイツ語の光(リヒト)から。10歳で俳優デビュー。NHKの大河ドラマでは『どうする家康』など、これまで3作品に出演。今季のテレビドラマ『マルス-ゼロの革命』(テレビ朝日)では主役の相棒を好演。2024年4月に公開される映画『陰陽師0』、報道番組『news zero』(日本テレビ)に出演。俳優業のほかアートの分野など、多方面で活躍する新進俳優として、広く注目を集めている。
板垣李光人さんがVoicyに登場! 撮影の裏話やアレコレお聞きしました。上記リンクからお楽しみください!!
Photograph: Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling: Kohei Kubo(QUILT)
Hair&Make-up: Kato(TRON)
Text: Tsuyoshi Hasegawa(TRS)