週末の過ごし方
三笘 薫、厚さ“1mm”のスーツケース
「ゼロハリバートン」のアンバサダーに就任。
2024.06.19
イングランド・プレミアリーグ、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属で、サッカー日本代表としても活躍する三笘 薫選手が、ゼロハリバートンのブランドアンバサダーに就任した。13日、都内で就任記者発表会が実施され、三笘選手とエースの森下宏明社長が登壇した。
森下社長は、三笘選手の起用を「徹底的に自己分析し、ストイックなまでに自身のサッカーを追求する生きざまや姿勢が、ゼロハリバートンのブランドコンセプトである『In Pursuit(追求)』と一致している」と説明。
三笘選手も「ゼロハリバートンは、子どもの頃にショッピングモールで目にしたのが初めて。両親や兄が使っており、自分もいつか使ってみたかった」と、子どもの頃から憧れていたブランドだったことを明かした。さらに、スーツケースへのこだわりを聞かれると、「心配性なので、荷物は多めに持って行くタイプ。スーツケースは、容量や大切なものを保護してくれる安心感が大切。ゼロハリバートンは、シンプルで外見もカッコよく、強固。どの場所に持っていっても景色に溶け込み、大切なものをしっかりと保護してくれる旅の大事なパートナーだ」と、答えた。
また森下社長は、今後のビジネス戦略について、「ジュラルミン(アルミニウム合金)の種類には、1000番台から8000番台まであり、7000番台や8000番台は特に硬度が高く、航空機や車のボディに使われている。スーツケースの場合は、柔らかく、折り曲げなどの加工ができる5000番台が一般的で、ゼロハリバートンでも採用している。しかし、ゼロハリバートンのオリジンは6000番台。これを再現してほしいという要望が多かった。以前の6000番台は厚みがあり重かったが、遂に厚みを“1mm”にして軽量化を実現した。2025年3月に『ヘリテージライン』として、発売を予定しており、スーツケースとして唯一無二の存在となるだろう。『ヘリテージライン』、三笘選手の起用のどちらも、これからきっちりブランディングして、存在感を示していきたい」と、力強く語った。
ゼロハリバートンは1938年、自身も世界を飛び回るビジネスマンだったアール・P・ハリバートンが創業。素材にジュラルミンを使用し、ダブルリブやアポロ11号計画時に月の石を持ち帰るケースを開発するなど、デザイン性と耐久性、革新性に富んだスーツケースを生み出している。2006年にバッグとラゲージの総合メーカー、エースがゼロコーポレーションのコンシューマー部門を買収し、子会社化した。
Text:Yuki Koike(VINYL)