週末の過ごし方

【マスクメロン】
自分へのご褒美や大切な人へのギフトにも。
日本橋千疋屋総本店で買うべきフルーツの銘品5選。

2024.08.16

いくら想像していたとはいえ、ここまで猛暑が続くと体力は低下し、食欲が湧かないなんて人も多いはず。そんなとき、文字どおり“食指”が動くのは新鮮な季節のフルーツ。ほんのひとくち口にすれば、身体中の隅々にまでみずみずしい甘みが行き渡り、不足しがちなビタミンを補給し、活力をチャージしてくれる。そこで、夏から初秋に向けておすすめのフルーツ&グロッサリーを1834年創業の老舗果物店、日本橋千疋屋総本店が厳選。今が食べどきの“最旬”が味わえる最高級品や銘品を推薦者のコメントと共に紹介しよう。

すでに江戸時代後期には、「水くわし安うり処」（※水くわしとは、氷菓子や果物のこと）の看板を掲げて営業していたという日本橋千疋屋総本店。190年の長い歴史のなかで、その代名詞とも言えるのが、果物の王様「マスクメロン」である。同店で販売されているのは、高級ブランドである「クラウンメロン」から、外観や糖度などの厳しい検査基準をクリアした選りすぐりのものだけ。芸術作品のような美しい模様に目を奪われるが、特筆すべきは豊潤な香りとたっぷりの果汁、そしてとろけるような優しい舌触りが三位一体となった高貴な味わいだ。これは、ガラスの温室で、1本の茎に1個の実だけを育てる「一茎一果」のぜいたくな生産方法にこだわり、すべての栄養をひとつの果実に注いだからこそ生まれたもの。メロンが収められた化粧箱や、さらに高級な桐箱入りのパッケージは特別感もあり、とっておきの贈り物としてもこれ以上ない逸品と言えよう。