週末の過ごし方

爽やかな秋風に誘われ、
マセラティのオープンがもたらす感動の時を思う。

2024.08.22

爽やかな秋風に誘われ、<br>マセラティのオープンがもたらす感動の時を思う。

スポーツカーや2ドアGT。優れた走行性能と共に、それらの必須条件となるのは、やはり流麗でスタイリッシュなフォルムだろう。しかも、ルーフを開け放ち、風を感じながらクルーズが楽しめるオープンモデルなら、なおさら所有したいとの願望が膨らむというものだ。

ラグジュアリーにしてエレガント。そんなムード満点の最新モデルが、日本上陸を果たした。マセラティ・グランカブリオ。イタリアンブランドの名門が、いちだんと気品あるカブリオレを作り上げたのだ。

マセラティ02

話をどこから始めるべきか迷ってしまうほど、多くの魅力を携えるマセラティ・グランカブリオ。2ドアクーペスタイルのグラントゥーリズモがベースだが、新世代に移行し、ボディの美しさも進化を遂げた。ミッドシップスーパーカー「MC20」とイメージを共有するフロントフェース。そこを起点としてリアエンドに向かって、グラマラスなラインを描くボディは、芸術的な美しさまでもたたえている。

ルーフはソフトトップ。時速50キロメートル以下なら走行中もオープン、クローズの操作が電動システムでスマートに行え、煩わしい操作は不要だ。その所作も車格にふさわしいもので、開閉に要する時間はわずか14秒で完了する。

マセラティ03

インテリアは、伝統的なイタリアの職人技による格別な仕上げ。素材のよさも手伝い、エレガントな高級感をインテリアに宿す。スポーツカーのスパルタンな雰囲気とは一線を画すその気品は、オーナーとそのパートナーにこの上ないエクスペリエンスを提供してくれる。

フロントシートには乗客の首まわりを温めるネックウォーマーを標準装備。ウインドストッパーを使用すれば、車両内に吹き込む風の巻き込みや雑音を抑え、オープンドライブのクオリティーを快適なものへと導いてくれる。2種類のオーディオを用意し、13個のスピーカーと出力815Wのシステムで構成するスタンダードプレミアムオーディオに加えて、16個のスピーカーと最大出力1060Wシステムによるプレミアムオーディオを設定する。

マセラティ04

新世代のグラントゥーリズモは走りのパフォーマンスの進化も注目を集めているが、グランカブリオは、ハイパワーガソリンエンジン搭載の「トロフェオ」がまず上陸を果たす(写真:ブラックのボディカラーが「トロフェオ」)。3リッターV6ネットゥーノエンジンは、最高出力550ps、最大トルク650Nmの圧巻のパワー。COMFORTGTSPORTCORSAの4つのドライビングモードで、シーンに応じた痛快なドライビングを楽しめる。

アドバンスト・ドライバー・アシスタンス・システム (ADAS) が装備され、マセラティ アクティブ・ドライビング・アシストや、ダイナミック・ロード・ビューなど、ドライバーをサポートする先進システムも採用している。

マセラティ05

4シーターならではの利便性もありがたい。広く快適性のあるリアシートを備えるのは、マセラティのグランカブリオの魅力だ。1名もしくは2名での乗車がほとんどであったとしても必要なときに4名乗車が可能なのはとても意義あること。2シーターでは、バッグやショッピングの荷物などをいちいちトランクに入れる煩わしさに辟易するシーンも多いものだ。

Original-24001-06MaseratiGranCabrioTrofeo

エレガントで気品ある4シーターカブリオレ。内外観をラグジュアリーな装いで仕上げたマセラティ・グランカブリオは、大人のためのオープンカーとして、その存在感を大いに見せつけてくれそうだ。風に爽快さを感じる秋は、オープンカーに最適な季節。クルマのデリバリーはやや先のようだが、ルーフをオープンにしてグランカブリオを駆る官能の時をイメージして、名門の魅力をまずはチェックしてみたい。

問/マセラティ コールセンター 0120-965-120
9001830/年末年始を除き無休)
https://www.maserati.com/jp/ja/models/grancabrio

Text:Haruhiko Ito (office cars)

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