接待と手土産
「ブルガリ ホテル 東京」の季節のフルーツタルト。
すべて実食! 自慢の手土産 #147
2025.05.15

独り占めしたい! ひときわ華やかな、小さなホールケーキ。
いざという時に頼りになる一流ホテルの手土産シリーズの第4弾は、「ブルガリ ホテル 東京」の「季節のフルーツタルト」だ。ブルガリと言えば、世界中のセレブリティたちも憧れるハイジュエリーブランドだが、1884年の創業以来、人々を魅了してきたクラフトマンシップは、ホテルにも、今回紹介するスイーツひとつひとつにも詰まっている。“ブランドは一日にしてならず”で、いつどんな時も相手の信頼を裏切らないというブランドの信念には感心させられる。だからこそ贈るほうはいつもより胸を張れるし、贈られるほうにも特別な高揚感があるのだと思う。
ということで、2023年に日本に上陸してから、手土産としてはもっぱらブランドのロゴが描かれた「チョコレート・ジェムズ」をセレクトしていたが、ある日、今回のフルーツタルトが目に留まった。世界各地のブルガリ ホテルのレストランを監修する三つ星シェフ、ニコ・ロミートによるケーキのコレクション「ラ・パスティッチェリア ニコ・ロミート」のひと品で、華やかさは断トツ。イタリアの地方の伝統的なレシピからインスピレーションを受けながら、動物性脂肪と砂糖を極力減らすことで軽やかに仕上げられている。
ハイジュエラーならではの見た目の美しさは言うまでもなく、その美学が反映された気品に満ちた味わいにグッと引きつけられる。タルト生地は、口当たりがサクッと軽く、味わいに深みがある。ニコ・ロミートが愛してやまないという日本産イチゴは、トッピングにはもちろん、コンポートされて生地の間にもぎっしり。タルト生地とイチゴとの絶妙な一体感を生み出すのがフランジパーヌと呼ばれるクリーム。タルト生地とイチゴとの一体感を生み出しているのが、カスタードとアーモンドの2つクリームを混ぜ合わせたフランジパーヌと呼ばれるクリーム。イチゴの酸味と合わさってなんとも言えないおいしさ作り出している。
さらに特筆すべきはこのサイズ感だ。いくつか大きさが選べるが、私が活用しているのはスモールサイズ。一人暮らしの友人への手土産にもってこいで、実際むちゃくちゃ喜ばれる。日持ちの限られる生菓子は、あまりたくさんだと負担になるが、ショートケーキ1個や2個だとちょっと寂しい気もする。このタルトなら、プチホールケーキと言うべき絶妙なサイズ感で、とにかく華やか。お祝いの手土産にも本当に重宝する。
ブルガリのクラフトマンシップはパッケージにも表れている。ジュエリーボックスを思わせるゴールドのロゴ入りボックスに入ってくる。店頭で受け取った瞬間から、相手の喜ぶ顔が目に浮かぶ特別感のある手土産だ。

ブルガリ ホテル 東京 ブルガリ ドルチ
東京都中央区八重洲2-2-1
営業時間/11:00~20:00
定休日/無休
価格/季節のフルーツタルト スモールサイズ 3900円 ※税込み
問/03-6262-3333
https://www.bulgarihotels.com/ja_JP/tokyo/boutique/bvlgari-dolci