週末の過ごし方
タフなディフェンダーを駆れば、
きのうとは違う自分に出合える
2025.07.16

ディフェンダーと言えば、人気沸騰中のSUV。人気の秘密は、初代から受け継がれるタフなイメージやエピソードの数々、オリジナリティあふれるスタイル、プレミアムなインテリアなど。魅力を挙げればきりがない。
武骨でタフなイメージのSUVはトレンドだが、確かにディフェンダーを駆る自身の姿を想像すると、ついニヤけてしまうものだ。その理由は、都心のショッピングエリアに乗りつけるシーンだったり、デニムをはく休日の海辺ドライブだったり、多様なシチュエーションで、ライフスタイルや価値観をガラッと変えてしまう魔法がディフェンダーにあると感じるからだ。

ディフェンダーは、ショートボディーの「90」、5ドアボディーの「110」、そして最大8人乗りの「130」の3つのボディータイプをラインアップ。エンジンは、3.0リッターディーゼルターボマイルドハイブリッド、2.0リッターガソリンターボ、5.0リッターV8ガソリンスーパーチャージャーがあり、ボディータイプに合わせて積み分ける。
そして、もうひとつ紹介したいディフェンダーが、特別なモデルの「オクタ」だ。オンロードでもオフロードでも卓越した走破能力とパフォーマンスを披露する最強モデル。軽井沢を舞台に、今回、このオクタのテストドライブの機会を得た。

オクタに対峙。その瞬間、迫力あるルックスに圧倒される。専用のフロントマスクに加えて、4本出しのアクティブエキゾーストシステムを組み込んだリアバンパー、グラファイト仕上げのアルミニウム合金フロントアンダーシールドなどが、他のディフェンダーと一線を画す。ボディサイズも拡大され、ただ者でないムード満点だ。
エンジンは4.4リッターV型8気筒ツインターボガソリンエンジン(マイルドハイブリッド)。最高出力635ps、最大トルク750Nmを発揮し、0-60mph加速はわずか3.8秒(0-100㎞加速は4秒)を誇る。アクセルを少し踏み込んだだけで、その性能の高さが伝わってくる。

そして、6Dダイナミクスサスペンションなど高性能の足回りもオクタの特筆ポイント。オンロードでは、重量級のボディを感じさせないフットワークを見せつける。
オフロードにトライした場面では、オクタモードの選択で、深く掘られた起伏もなんなくこなしていく驚愕のパフォーマンス。常識では想定できない深さのアンジュレーションでもサスペンションがしなやかに接地面をとらえ、安心感を絶えずもたらしてくれる。運転がうまくなったと錯覚してしまうほどだ。オフロードのスペシャリストであるインストラクターのドライブに同乗するトライアルでは、オクタのすごさに圧倒されるばかりとなった。

どんなシーンでもタフに走れるオクタ。淡々とした日常に変化を求めるなら、その最強ぶりに憧れないはずはない。このモデルを手にすれば、オフタイムだけでなく、日々のモチベーションまで高めてくれそうだ。
オンロードの試乗で、ディーゼルモデルに乗り換えても、ディフェンダーはすこぶる魅力的な走りを見せた。通常モデルでも秀逸な完成度。そのでき栄えは、オクタの試乗のあとでも色あせることはなかった。

エクステリアの造形もグッとくるディフェンダー。悪路など過酷なシチュエーションをこなす機能美を貫きながら、プレミアムモデルとしての一面も持つ。インテリアは、上質でラグジュアリー。そこもまたこのモデルの抜かりなさを感じる部分だ。

今回、滞在先に選ばれたのは、ししいわハウス軽井沢。森と山を感じながら、匠による建築に身を委ねる、くつろぎの時間が待つ。そのたたずまいにも、そして国内屈指のリゾートとして名をはせる軽井沢にも、ディフェンダーはとてもよく似合った。

この7月に、ディフェンダーは2026年モデルがリリース。新デザインのヘッドライトや大型タッチスクリーンの採用などで完成度に磨きをかけ、プラグインハイブリッドも登場する。
ディフェンダーの魅力を深く知り、そのクオリティーに触れることは、とても有意義な機会となるだろう。この本格SUVを手にすると、今までとは違う自分に出合えそうだ。ディフェンダーには、日常を大きく変えるほどの魅力が詰まっている。
ランドローバーコール 0120-18-5568(土・日・祝除く 9:00〜18:00)
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Text: Haruhiko Ito(Office Cars)