週末の過ごし方

モルディブで考える
楽園旅を“最高”にする条件は?
OZEN RESERVE BOLIFUSHI編

2025.08.21

モルディブで考える<br>楽園旅を“最高”にする条件は?<br>OZEN RESERVE BOLIFUSHI編
どこを切りとっても絵になる、洗練されたモダンな印象のOZEN RESERVE BOLIFUSHIは、美的感性を触発するリゾートだ。

インド洋に浮かぶ南の島・モルディブにある2つのTHE OZEN COLLECTIONを訪ね、ビジネスパーソンのための最高のリゾート旅とは何かを考えてみたら……。全3回でお届けする楽園旅考。第2回は前回のOZEN LIFE MAADHOO(オーゼン・ライフ・マードゥー)からOZEN RESERVE BOLIFUSHI(オーゼン・リザーブ・ボリフシ)へ。

次に向かうのは、マレの国際空港からボートで向かうこと約25分。アライバル・ピアにてホラ貝や太鼓が奏でる音とともにスタッフの歓待を受け、OZEN RESERVE BOLIFUSHIでの滞在が始まる。こちらでもOZEN LIFE MAADHOO同様、食事や飲み物、アクティビティなど(一部除く)をオールインクルーシブで楽しむことができる。

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ゆったりとした快適な客室。ビーチフロントの独立ヴィラは、88㎡から。
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ヴィラの奥に見えるのが『マキシバー』と名付けられたミニバー。
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絶景のアウトドアリビングのあるリザーブというタイプの水上ヴィラ。

現地の言葉でFUSHI(フシ)は島を表し、南北に細長いボリフシにはビーチフロントのアース・ヴィラやリザーブと呼ばれるプレミアムな客室、そして島の北端からは水上ヴィラとリザーブが並ぶ。ビーチフロント、水上問わず、90棟の独立棟のヴィラにはすべてプライベートプールが付いている。ヴィラ内にある通称『マキシバー』はワインセラーも備わっており、客室に併設されたいわゆるミニバーとは一線を画す充実ぶり。ここはよりプライベート感のある滞在を求めるゲストにも、満足度が高いリゾートと言えるだろう。

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「海のそばで」というコンセプトどおり、海を望むオールデイダイニング『VISTA DEL MAR』では、海鮮からピザまで幅広く提供。
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インド料理を伝統的なターリースタイルでサーブする『SAFFRON』。Photo: Hiro Matsui
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『SOYI』では、中国、タイ、インドネシア、マレーシア、そして日本のアジア料理がメニューにある。
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自家製のピタパンで味わうアラビア料理が美味な『SANGU BEACH & BAR』は、エキゾチックなダイニングバー。食後のモロッココーヒーも人気。

OZEN RESERVE BOLIFUSHIにあるダイニング&バーは全部で6種。ビーチサイドにあるオールデイダイニング『VISTA DEL MAR』のほか、インドの伝統料理を提供する『SAFFRON』、アジア料理レストランの『SOYI』、ファインダイニングの『ORIGINE』(正式にはEが反転)やプールバーの『OZAR』、アラビア料理やベリーダンスのパフォーマンスなど異国情緒あふれる『SANGU BRACH BAR』がある。そのほかには、鉄板焼きのプライベートダイニングも(別料金)。

LONU』をはじめ、前回訪れたOZEN LIFE MAADHOOがオーガニックなモルディブらしさがあるのに対し、OZEN RESERVE BOLIFUSHIは洗練かつエキゾチックなモダンリゾートという印象がある。それもそのはず、ここは以前アラブのラグジュアリーホテル&リゾートの世界的ブランドであるジュメイラだったそうだ。ランドスケープや客室、各施設にも高いデザイン性を感じる。

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最新設備が整った水上フィットネスセンター『OZENERGY』。
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美しいラグーンに囲まれ、緑豊かな島内をサイクリングするだけでも充実のアクティビティである。
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週によって、目指すポイントが変わるシュノーケリング。運が良ければ、ウミガメやサメに出合えることも。Photo:Hiro Matsui

島内の移動には24時間バギーを呼ぶことができるが、各客室には専用の自転車が用意されている。島を通り抜ける風を浴びながら豊かな植栽の中を自転車で走るのは、それだけで爽快なアクティビティである。フィットネスセンターでは最新設備の整ったジムやスタジオを利用可能。ウインドサーフィンやSUPといった非電動のウォータースポーツにシュノーケリング用具も無料となっている。これらのオールインクルーシブを、OZEN RESERVE BOLIFUSHIでは『RESERVE™(リザーブ)プラン』と呼んでいる。ちなみにスパでは、宿泊数に応じてトリートメントが無料になり、日替わりのワークショップもある。

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ファインダイニングの『ORIGINE』では、コースに合わせた充実のワインペアリングも魅力だ。Photo: Hiro Matsui
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豊富なワインコレクション。その数は約2000。希少性の高いものもオンリストされている。
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デッキに出るとまるで水上に浮いているような感覚になるバー『OZAR』。午後から深夜まではシーシャが楽しめ、夕方になるとDJのセレクトした音楽でにぎわう。Photo: Hiro Matsui

RESERVE™プラン』の特徴のひとつと言えるのが、ぜいたくなドリンクセレクションだろう。レストランではハウスシャンパーニュがそれぞれ異なり、ワインの選択肢も多様。セラーにはおよそ2000本のヨーロッパをはじめとした世界中のワインが。それだけではない、昼間から飲みたくなるフルーティで軽めなものからディナーにぴったりの味わい深い各種ビールや、カクテルにスピリッツなど、そのリストは枚挙にいとまがない。

バーやレストランに行けば選びきれないほどの選択肢に「次はどれにしようか」とぜいたくな悩みが伴うはずだ。もちろん、ノンアルコールドリンクも充実している。モクテルにティーセレクションやコーヒー、そしてフレッシュフルーツジュースやスムージーなども実に多種多彩に用意され、気分に合ったプレミアムドリンクをいつでも提供してくれる。レストランやバー、カフェはもちろん、毎日補充される客室での憩いの時間の演出に一役かってくれるのだ。

またここでは、オリジナリティあるバトラーサービスを『HIYANI(ヒヤニ)』と名付けている。モルディブの言葉で影を意味し、バギーサービスをはじめとしたゲストの要望に24時間応えてくれる。もちろん、マリンアクティビティやスパなど特別な予約も、HIYANIに相談すればコーディネートしてくれる。日を追うごとに、HIYANIがいかに心強い旅の相棒であるかを実感できるはずだ。まさに影の存在となって、忘れがたい滞在になるべくサポートしてくれる。

美しいモダンデザインの客室ではもちろん、ビーチやプールに島内サイクリング、そしてカフェやバーにレストラン。どのシーンでも、OZEN RESERVE BOLIFUSHIは満足いくぜいたくな時間を約束してくれるだろう。大人にこそ味わってほしい至福の時間が、ここには流れているのだ。

OZEN RESERVE BOLIFUSHI(オーゼン・リザーブ・ボリフシ)
1室$1185〜(税抜、オールインクルーシブ)
日本での問い合わせ先
株式会社エス・ティー・ワールド
ST World Inc.
https://stworld.jp/area/maldives
TEL: 050-5530-6740

Movie: Hiro Matsui

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