週末の過ごし方
“歌舞伎”がテーマのアフタヌーンティー。
「メルキュール東京日比谷」で開催中
2025.09.19
フランス発のライフスタイルホテル「メルキュール東京日比谷」で、歌舞伎をテーマにした「歌舞伎と錦秋のアフタヌーンティー」が開催中だ。映画『国宝』の公開もあって、海外からの旅行者はもちろん若い世代の間でも、いま歌舞伎が注目を集めている。同ホテルは劇場文化の聖地・日比谷に誕生し、デザインコンセプトを「劇場の舞台美術(Stage Art)」に掲げている。その世界観が、この特別なアフタヌーンティー誕生のきっかけとなった。
歌舞伎の美意識を映す、スイーツとセイボリー
アフタヌーンティーのメニューは10月に歌舞伎座で通し上演される『義経千本桜』をモチーフに、秋の味覚を盛り込んだ逸品の数々をラインアップ。テーブルを華やかに彩るスイーツは全8種。なかでも注目は、「源九郎狐のヨーグルトムース 洋梨のコンポート」だ。
『義経千本桜』に登場する狐をイメージし、さわやかなヨーグルトムースの中心に洋梨のコンポートを忍ばせた。愛らしいたたずまいは、味わいだけでなく目からも楽しめる。
そしてもうひとつの主役は「チョコレートテリーヌ 柿のパートドフリュイ 抹茶テリーヌ」。濃厚なチョコレートと抹茶のテリーヌ、そして柿のゼリーが三重奏を奏で、秋らしい色彩と香りが口いっぱいに広がる。
そのほかに、巨峰とシャインマスカットをぜいたくに使った「ブランマンジェ」、王道の「モンブラン」、カシスとオレンジが織りなす軽やかな「ムースケーキ」、皇居はちみつを練り込んだ「焼きたてフィナンシェ」、メープルのやさしい甘さが香る「マカロン メープル」、歌舞伎の隈取をかたどったホワイトチョコを添えた「マカロン ショコラブラン 隈取チョコレート」と、バリエーション豊かにそろう。
さらに、セイボリーも5種用意。柚子が香る稲荷寿司や、帆立貝のポワレと茸のマリネなど、甘味の合間に味わうことで、最後まで飽きのこない構成となっている。
アフタヌーンティーにはドリンクも欠かせない。90分制のフリーフローで、コーヒーや紅茶、フレーバーティーのほか、煎茶やほうじ茶まで豊富にそろう。また、歌舞伎の世界観を映した「隈取ラテ」も登場。金箔をあしらい、豪華さと歌舞伎らしい遊び心が同居する一杯は、見ているだけでも心が弾む。
このアフタヌーンティーは2025年10月31日(金)までの開催。伝統とモダンが交差する一席で、歌舞伎の世界観をゆったりと味わってほしい。
※「歌舞伎」は松竹株式会社の登録商標です。
本アフタヌーンティーは、松竹株式会社演劇ライツ部が「歌舞伎」の視点から監修しています。
「歌舞伎と錦秋のアフタヌーンティー」
開催期間:2025年8月18日(月)~2025年10月31日(金)
場所:メルキュール東京日比谷(東京都千代田区内幸町1-5-2)レストラン・カフェ&バー「ラ・セヌ」
時間:13:30~L.O. 17:30
料金:一人 7,000円(税込)
※予約はこちらから https://www.tablecheck.com/ja/mercure-tokyo-hibiya-lascene
問/03-3528-8392
Text:Mayu Yamamoto