週末の過ごし方
町中華界の“ディープインパクト”と名高い
『長崎 雲仙楼』で2026年町中華初め!
マッチと町中華。【第30回】
2026.01.16
どんなときでもギンギラギンに人生を謳歌(おうか)するマッチがあの町、この町の味アリな中華料理店をめぐりながら、ラーメンをすすり、ときにはビールを飲みながら餃子を頰張る、わんぱくな大人のための食の探訪記。「2026年は好きなことを突き詰めながら、ますます疾走感あふれる年にしたい」と話すマッチが訪れたのは“町中華界のディープインパクト”との呼び声も高い(!?)飯田橋の『長崎 雲仙楼』。新年の景気づけにぴったりな個性派店で、町中華初めと参りましょう!
年末の超過密スケジュールをものともせず、年明けからは盟友・野村義男さんとのツアーに向けて絶賛準備中というマッチ。「僕がいつか必ず、と思っていたよっちゃんとのステージは今年で5年目になるんです。コロナ禍から始まって、もうそんなになるんだと感慨深いし、今年もファンのみなさんと一緒にどんな楽しい時間を過ごせるだろうと想像するとすごくわくわくします」とうれしそうに話す。
昨年はテレビの密着取材が入るなど、本連載の認知度もうなぎ上りに。「マッチが座った席で同じ料理を食べたい!と言ってお店にいらっしゃる方も多いと聞くと町中華連載を続けてこられてよかったと思います。最近は、餃子をまずは手づかみで食べるという僕独自のスタイルも浸透しつつあるとスタッフが教えてくれて(笑)。
日本はもちろん、レースで海外に遠征するときもローカル感のある中華に行くのが大好きなので、2026年は手づかみで餃子を食べるというのがもっと広まるといいな(笑)。試される方はくれぐれもやけどには気をつけてくださいね」と歩きながら話すマッチが「もしかしてここ?」と、いままでにないリアクションで『長崎 雲仙楼』のまえで立ち止まる。
飯田橋の裏通りで明らかに異彩を放つ外観。「これまでいろいろな町中華に行ったけれど、かなりのインパクトだね」と扉を開けると常連の男性と談笑中の店主が「マッチだ!」と思わず驚きの声を上げる。笑いながら「僕もこの雰囲気にびっくりしています」と着席し、ご常連に「よくいらっしゃるんですか?」と声をかける。せっかくのご縁なので、一緒に撮影に加わっていただくことに。アルコールを含む飲み物はセルフと聞き、冷えた缶ビールを手に取り常連さんと乾杯。
「なにに驚くって、外観もだけれどこのメニュー数。1年通いつづけても制覇できないですよね」とマッチが言うように、壁にはつまみに麺飯類、揚げ物、炒め物がずらり。その数、なんと400種以上! 常連さんにおすすめをリサーチしながら「まずは餃子、あと炒め皿うどんと……、冷やしカレーってなんだろう」「玉子サンドイッチもある!」といつになく料理選びに難航するマッチ。
名物という肉だんごナポリタンの3品を選び「外観もですけれど、内観も圧巻ですね」というマッチに「活字が好きなんですよ」と店主の佐藤広光さん。「それはね、なんとなくわかります(笑)」とマッチもすかさず返す。
それにしてもこのメニューのバリエーションの多さときたら! 壁にいっさいの余白が存在しない町中華は、日本広しといえどここがトップクラスではないだろうか。
「もともとは叔父さんが始めた店を受け継いだんです。僕は16歳のときにこの店を手伝おうと故郷の長崎から上京してきました。当時はちゃんぽんと皿うどんが売りのお店だったのですが、お客さんのあれが食べたい、これも作ってほしいというリクエストに応えていたらいつのまにかこれだけ増えていたんです」と佐藤さんは笑う。
常連さんが4本目の缶チューハイを空けると同時に餃子が運ばれ、なにもつけずにかぶりつくマッチ。「野菜多めでしゃきしゃき!」とペロリと完食し、お次は炒め皿うどん。
「長崎にツアーに行ったときも皿うどんは食べたけれど、これは麺が柔らかいタイプなんですね。見た目よりやさしい味でお酢をかけてもおいしいです!」と笑顔。それにしてもの大容量。料理の品数もさることながら、このボリューム感にもこの店の愛がたっぷりと詰まっているようだ。
そこへ運ばれてきたのはごろっと大ぶりな肉だんごがどどんと載ったナポリタン。その強烈なビジュアルに「こんなのアニメでしか見たことない!」とマッチも目を丸くする。カレーやオムライスを出す町中華はあるが、パスタまで網羅しているとは恐るべし『雲仙楼』。
「これは肉だんごだけでもお酒のつまみになるよね。もう、終始驚きっぱなしというか、本当にすごいお店があるんだと感動しました。このお店にいると自分の仕事に重なって見えることがいくつもあって。勝手は違うかもしれないけれど、固定のファンを飽きさせないために、どうしたらいいかということをずっと考えているという根っこの部分は一緒ですよね。僕はライブにしても舞台にしてもお客さんに絶対に喜んで帰ってほしいと心から思っているし、ご主人も同じ気持ちで料理を作られていると思うんです。すごく共感できるし、自分もよりたくさんの方に楽しんでもらえるように頑張ろうと気合が入りました」
帰り際、1人3時間3300円食べ飲み放題の文字を見つけたマッチ。
「本当に素晴らしいサービス精神の塊! ツアーを無事に終えたらお酒大好きなよっちゃんと来たいです」
どうやら2026年の『マッチと町中華』も、幸先のよいスタートが切れそうだ。
長崎 雲仙楼
東京都文京区後楽2-3-17
TEL/03-3813-2921
営/11:00~24:00(休憩14:30~16:30)
※土曜は昼のみ営業
日・祝日、土曜夜休み
30席
近藤真彦(こんどう・まさひこ)
1964年生まれ。歌手、俳優、レーシングチームオーナー兼監督、実業家。1979年テレビドラマ『3年B組金八先生』でデビュー。1980年以降はソロ歌手として、『スニーカーぶる~す』『ギンギラギンにさりげなく』『ハイティーン・ブギ』『ケジメなさい』『愚か者』などなど、ヒット曲を多数発表。現在もコンサートやディナーショーで多くの観客を魅了し、そのスター性は健在。
<<撮影後にマッチさんとおしゃべりしました!
NEWS!
『近藤真彦 マッチと町中華。』絶賛発売中!!
近藤真彦(マッチ)が熱々の餃子を頬張り、豪快に麺をすする…。アエラスタイルマガジンで連載中の、ワンパクな大人たちのための食の探訪記。大好評のその内容に、取材時のアザーカット他を盛り込んで一冊のムックに。日本武道館での還暦バースデーコンサート直後に行ったロングインタビューや、ワクワクが止まらないスペシャルな「読者プレゼント(抽選)」にもご期待ください!
タイトル:『AERA STYLE MAGAZINE presents 近藤真彦 マッチと町中華。』
仕様:B5判、100P、オールカラー 発売日:2024年11月25日(月) 定価:1650円[税込]
NEWS!
<マッチと町中華。>ステッカーが完成!
マッチさんが訪れた店舗には、ご本人からオリジナルステッカーをお配りすることになりました。記事掲載された店舗に足をお運びの際は、このステッカーを探してみてください!
Photograph: Akira Maeda(MAETTICO)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: GONTA(weather)
Text: Keiko Kodera