週末の過ごし方
愛犬と過ごす“ワンダフル”なラグジュアリーホテル
【Vol.02ホテル椿山荘東京】
2026.08.13
犬は人にとって最古の友だち。番犬や狩猟犬という“仕事師”の役割のみならず、そばにいること自体が癒やしになってくれる貴重な存在だ。だからこそ、非日常な時間も一緒に過ごしてみたい。そんな飼い主の愛情に応えるように、愛犬と泊まれるハイエンドホテルのステイが人気を呼んでいる。第一回は東京湾を望む高層ホテルのユニークなプランを紹介。
まるで都心のオアシス、伝統の庭園に包まれる休日
近年増えている都心のハイエンドホテルは、移動の負担なく、東京の利便性と磨かれたホスピタリティーを同時に楽しめることが大きな魅力。だが、リゾートのような豊かな自然に恵まれたところは多くない。貴重な例外のひとつが目白にあるホテル椿山荘東京だ。高台から神田川沿いにかけて広がる傾斜地は浮世絵にも描かれた景勝地であり、緩やかな高低差を生かした緑豊かな日本庭園は唯一無二。
この庭園の歴史は古く、明治11年に軍人・政治家であった山縣有朋が「つばきやま」と呼ばれたこの地を購入し、自ら構想を描いて庭園と邸宅を築いたことに始まる。以来140年以上にわたり受け継がれてきた庭は、四季折々に表情を変える美しさで愛されてきた。
そんな由緒ある場所で愛犬の滞在をかなえるのがペットフレンドリープランだ。広々としたスイートルームの窓から、一緒に四季折々の景色を眺める時間はかけがえのないぜいたく。周囲を気にすることのないインルームダイニングで、家族団らんの食事をゆっくりと楽しんでみたい。またスイートルームの宿泊客のみに開放されたエグゼクティブラウンジ「ル・シエル」も、テラスであれば愛犬の利用が可能。室内遊びに飽きたら5階にあるプライベートドッグパークへ。よく手入れされた芝生でのびのびと遊べる。
スイートルームゲスト専用のエグゼクティブラウンジ。
テラスであればペットを同伴できる。
庭園の雲海も見逃せない。2020年にスタートした「東京雲海」が、2026年7月「東京雲海―八雲―」にアップデート。客室の窓から望む庭園がゆっくりと雲に包まれていく絶景は、ほかでは味わえない眼福だ。日に何度もリピートされるほか、夜にはライトアップの効果もあり、より幻想的なスペクタクルとなる。
長い年月をかけて育まれた品格と都心とは思えない豊かな自然。愛犬と共に過ごすひとときは、家族にとって忘れがたい思い出になるに違いない。
※猫の利用も可
ホテル椿山荘東京 ペットフレンドリーステイ
料⾦:1泊1室2名様&愛⽝、愛猫1匹8万3900円〜(税・サービス料込、東京都宿泊税別)
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/column/pet-friendly/
Text: Mitsuhide Sako(KATANA)