週末の過ごし方
愛犬と過ごす“ワンダフル”なラグジュアリーホテル
【Vol.1 フェアモント東京】
2026.08.06
犬は人にとって最古の友だち。番犬や狩猟犬という“仕事師”の役割のみならず、そばにいること自体が癒やしになってくれる貴重な存在だ。だからこそ、非日常な時間も一緒に過ごしてみたい。そんな飼い主の愛情に応えるように、愛犬と泊まれるハイエンドホテルのステイが人気を呼んでいる。第一回は東京湾を望む高層ホテルのユニークなプランを紹介。
ラブラドール レトリバーがゲストを迎える天空のホテル
近年、再開発が急ピッチで進む東京ウォーターフロント。その要の地である浜松町に2025年、フェアモント東京が日本初上陸した。オープン開始から犬好きの耳目を集めたのが、生後1カ月のラブラドール レトリバーのセリーンがフェアモントを象徴する取り組みのひとつである愛犬プログラム「Canine Ambassador(ケイナイン アンバサダー)」に任命されたこと。1階のフロントでゲストを迎える愛らしさが話題になった。そしてもうひとつが愛犬と一緒に過ごせる宿泊プラン「ワンタスティック」。
もともとフェアモントホテルでは、すべての人に開かれている“インクルーシブ ラグジュアリー”というコンセプトを掲げている。人間にとって最も身近な動物であるペットもその対象になったわけだ。秀逸なネーミングそのまま、都市の高層ホテルで愛犬とステイできるプランであり、一周年を迎えた今年の7月、犬好きにとってさらに魅力的な内容へアップデートされた。
お部屋でのインルームチェックインでは、愛犬が肉球でスタンプ。慣れない仕様に戸惑う仕草に笑みがこぼれるだろう。アメニティーとしてオリジナルスカーフ、おもちゃ、スナックなどのほか、セリーンを模した「セリーンJr.」というマスコットのぬいぐるみがそろう。食事も特別メニューを採用しており、ホテル内のレストラン「Kiln&Tonic(キルン&トニック)」と「DRIFTWOOD BAR & GRILL(ドリフトウッド バー&グリル)」のコンセプトを生かした愛犬用ディナー2種からひとつ選ぶことができる。アートのような鮮やかな盛り付けが食欲をそそるはず。
さらに朝食には健康に配慮したオーガニックブレックファストが供される。ベッドは人用だけでなく、ペット向きの家具でも定評のあるオーストラリアのアンビエントラウンジ社製。愛犬の名前と顔の刺繍(ししゅう)が施されるサービスで、とっておきの記念アイテムとなるはず。
またオプションサービスとなるが、ホテルの周辺を巡る人力車体験も試してみたい(別途料金)。高層階からの絶景だけでなく、愛犬と共に進化するベイエリアを五感で楽しめる。
「ワンタスティック」の売り上げの10%は、2011年に設⽴された動物愛護団体「NPO法⼈ Tier Heim KOKUA(ティアハイム・コクア)」に寄付されるという。まだまだ続く酷暑、快適な天空でのバカンスは、犬好きにとっての満足感のみならず、ソーシャルグッドな取り組みとして意義深いラグジュアリーステイだ。
フェアモントホテル東京 宿泊プラン「ワンタスティック」
料⾦:1泊1室2名様&愛⽝1匹20万2965円〜(税・サービス料込、東京都宿泊税別)
ドッグステイプラン「ワンタスティック」 - フェアモント東京
Text: Mitsuhide Sako(KATANA)