腕時計
現代によみがえるロレックスの名品
パーペチュアル パデローネに注目。
2026.09.28
1949年にロレックスが発表したRef.8171、通称「パデローネ」。トリプルカレンダーとムーンフェイズを備えたこの時計は、当時としてはかなり高度な複雑機構を備えており、そのクラシックで洗練されたたたずまいから、現在にいたるまでビンテージ愛好家を魅了しつづけている名品だ。そして今年の9月、ロレックスが新たに発表したのが、“現代のパデローネ”とも言える「パーペチュアル パデローネ」である。
もちろんただ復刻したモデルという訳ではない。この時計をひと言で表すのであれば、パデローネの意匠を受け継ぎながら、70年以上にわたる技術の進化を凝縮したモデルと言えるだろう。パーペチュアル パデローネに搭載されたキャリバー 7190は、文字どおりロレックスの技術の粋を集めたムーブメントだ。瞬時に日付・月・曜日が変わる機構だけでなく、ロレックスが独自に開発したハプロスシステムによって、30日、31日の月を自動的に判別する年次カレンダーを搭載。
そしてムーンフェイズも面白い。ブルーのエナメル製ムーンフェイズディスクには、メテオライトで作られた満月と新月を配置。パッドプリントで表現された表情はパデローネに対する遊び心あるオマージュとなっている。
「パデローネの顔を持つ」と前述したが、全てが同じというわけではない。文字盤のレイアウトはパデローネの面影を色濃く残しながらも、ドーム状のベゼルや、グレイン、サテンなど異なる質感を組み合わせたダイヤルは、より現代的にアップデート。さらに裏側にはサファイアクリスタルのシースルーバックを採用。最新のキャリバー7190を眺められる点も、時計好きにはうれしいポイントと言えるだろう。そのほかにも、約66時間のパワーリザーブや50m防水など、現代のドレスウォッチには十分な実用性を備えている。
パーペチュアル パデローネは3つのバリエーションを展開。18ctエバーローズゴールドには、インテンスホワイトダイアル×セッティモブレスレットと、インテンスホワイトダイアル×ブラウンアリゲーターレザーストラップの2仕様を用意。さらに、アイスブルーダイアル×マットブラックアリゲーターレザーストラップを合わせた950プラチナ製もラインアップされる。
70年以上の時を超え、現代によみがえったクラシックの名作。その意匠を受け継ぎ、最新技術によって新たな命を吹き込まれた「パーペチュアル パデローネ」を、今、腕に携えたい。
問/日本ロレックス 0120-929-570
https://www.rolex.com/ja
Text: AERA STYLE MAGAZINE