【一覧】「イスタンブル建築」が語る世界帝都の魅力
2026.10.13
2度の建て替えを経て537年に完成した姿が現在のアヤソフィア。ドーム部は現在も最大規模を誇りその高さは56メートル。キリストや聖母像と、アラーや預言者の名がアラビア文字で書かれた円盤が同居する。
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まずはビザンチン帝国の首都・コンスタンチノープルと呼ばれていた時代までさかのぼる。全盛期には認められる世界面積の4分の1を占めその名をとどろかせていたが、『アヤソフィア』はそんな時代の建築物である。西暦370年に教会として建てられ、現在の姿は537年に完成されたものだ。
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Ayasofya
Sultan Ahmet, Ayasofya Meydanı
No:1, 34122 Fatih/İstanbul
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スレイマン1世時代の威勢を感じる傑作建築。太い柱を配置しながらドーム型の屋根を支える構造により広大な空間が実現。扉や壁面などの精密な細工は宗教的観点から、あえて規則性を持たない。
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大理石造りの威風堂々としたモスクが建立されたのは1557年、オスマン帝国時代の最も有名な建築家ミマール・スィナンによって建設された。
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SÜleymaniye Camii
Süleymaniye, Prof. Sıddık Sami Onar Cd.
No:1, 34116 Fatih/İstanbul
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1460年にメフメト2世の命により建設されたドーム型屋根が連なる建物。現在も市場として約4000の店舗がひしめく。広さは約3万700平方メートル。交易の地である街の個性を今も如実に表す。
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オスマン帝国時代の市井の人たちの息づかいを今に伝えるのが、『グランド・バザール』だろう。建設は1460年。3万平方メートルを超える広さがあり、約4000の店舗がある。かつての交易の中心は、現在も世界最大規模の市場で、多くの人でにぎわう。
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グランド・バザールは、交易で栄えたオスマン帝国時代の活気だけでなく、現地の暮らしの双方を知ることのできる建築なのである。
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Kapalı Çarşı
Beyazıt, Kalpakçılar Cd.
No:22, 34126 Fatih/İstanbul
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アール・ヌーヴォーとオリエンタリズム様式が融合している。エレベーターはエッフェル塔に次ぐ世界2番目の古さ。
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アガサ・クリスティが『オリエント急行殺人事件』を執筆した客室は現在も宿泊可能。彼女をはじめヘミングウェイ、ヒッチコックなど世界の著名人の目を楽しませた美しい意匠が随所に。
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ムスル・アパートはオスマン帝国時代の重臣の個人宅で、ファサード上部の鮮やかなブルーのタイル装飾や、フランス式のバルコニーが印象的。現在は集合住宅からレストランやギャラリー、オフィスなどの複合施設となっている。
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螺旋階段に配置されたステンドグラスが当時の時代の華やかさを伝える。市が買い上げ修復した。
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パリのポンピドゥー・センターや東京の銀座メゾン・エルメスでも知られる建築家レンゾ・ピアノによる新館は、2023年にオープン。内部には美術館だけでなく、カフェやショップも併設している。
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「ボスポラス海峡沿いの船着き場や倉庫街だったエリアの再開発に伴って誕生しました。世界的イタリア人建築家レンゾ・ピアノによる作品ですが、海峡とそこを渡る客船、そしてガラスを多用した美術館を同時に望む眺めは、今のイスタンブルを存分に感じられると思います。屋上の一部が水盤となっていて、最上階からはこの水盤の向こうに街の景色が広がります。港町であるイスタンブルという土地を意識し、組み込まれたプランなのではと推察します」
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オペラハウス、ライブラリー、レストランなどを擁する新市街のランドマーク。約2000人収容のオペラハウスはエントランスホールの赤いドームが印象的。最上階のレストランからは海峡を一望できる。
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建築は土地の歴史や風土、信仰を語ると中村さんは言ったがイスタンブル建築を巡る旅は雄弁にそれを語っていた。さらには、イスラム文化と日本文化の親和性も存在していると思えてならない。日本とトルコ。今年は外交関係樹立100周年である。
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