旬のおすすめ

ラギッドとエレガントが生み出す色気のあるスタイル。

2018.09.28

ファッションとはうつろいやすいもの。毎シーズンさまざまなトレンドが作られ、消化される。今期、トレンドの兆しを見せるのはブラウン系の色。今月はそんな茶系のアイテムを軸に、大人のカジュアルなコーディネートを紹介していこう。

今週のブラウンアイテムはボトムス。センタークリースの入ったきれいめな一本が主役だ。このアイテムを使って、“ラギッド”と“エレガンス”という相反する要素が同居したコーディネートを紹介。

400_18070317707
ライダースジャケット¥130,000(デラン/トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-5567)デニムシャツ¥29,000、ブラウンパンツ¥36,000(ともにボリオリ/ボリオリ 東京店 03-6256-0297)スカーフ¥9,500(フェアファクス/フェアファクスコレクティブ 03-3497-1281)ダブルモンクストラップシューズ¥68,000(パラブーツ/パラブーツ青山店 03-5766-6688

ブラウンという色にはどこか土臭いイメージがつきまとう。スラックスのようなきれいめなアイテムであることを差し引いても、アウターにレザーのライダースを着れば、やっぱりどこかラギッドな印象になってしまう。とはいえ、白シャツやニットなどをインナーに持ってきてそれを中和させるのはあまりにもイージーすぎる。ここはあえてデニムのシャツでラギッドを上手に引き立たせるのが良策。黒と茶のあいだでは、インディゴのブルーも鮮やかに見える。ただしシャツはタックインするのが鉄則。着こなし方でスマートさを演出しよう。

400_2_18070317709

とはいっても、ライダース、シャツ、スラックスの組み合わせだけではどうも物足りない。ということで、加えてポイントになるのは首元。スカーフを巻くことで、ラギッドなムードに自然な形でエレガンスな要素をプラスできる。色はデニムシャツに合わせてネイビーをセレクト。素材はシルクで上品にすれば、どこか色気が漂うスタイルが完成する。

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

Photograph : Sunao Ohmori (TABLE ROCK.INC)
Styling : Masahiro Tochigi (QUILT)
Text : Yuichiro Tsuji

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. パールを生かしたミニマルで妖艶なデザイン。<br>【板垣李光人とジュエリーの凛々しき輝き。】

    パールを生かしたミニマルで妖艶なデザイン。
    【板垣李光人とジュエリーの凛々しき輝き。】

    小物

    2025.04.30

  2. 「帝国ホテル 東京」のオーチャード。<br>すべて実食! 自慢の手土産 #146

    「帝国ホテル 東京」のオーチャード。
    すべて実食! 自慢の手土産 #146

    接待と手土産

    2025.05.01

  3. ジル サンダーの美意識が息づく、<br>上質なポロシャツを銀座で。<br>ファッショントレンドスナップ212

    ジル サンダーの美意識が息づく、
    上質なポロシャツを銀座で。
    ファッショントレンドスナップ212

    カジュアルウェア

    2025.04.30

  4. 世界的ワイナリーと日本の匠、<br>その伝統と革新のマリアージュ。

    世界的ワイナリーと日本の匠、
    その伝統と革新のマリアージュ。

    週末の過ごし方

    2025.04.23

  5. 『アドレセンス』<br>いま観るべき、おしゃれな海外ドラマとは? #95

    『アドレセンス』
    いま観るべき、おしゃれな海外ドラマとは? #95

    週末の過ごし方

    2025.04.10

紳士の雑学