腕時計
オーデマ ピゲ、 卓越した技術力とデザインで時計史を開拓
2017.06.24
英国王立艦船の舷窓を模したビス留めの八角形ベゼルを際立った特徴とする「ロイヤル オーク」で知られるが、ハイエンドな複雑機構でスイスの時計史を開拓してきたブランドだ。
2人の時計師の名前を冠したオーデマ ピゲが誕生したのは1875年。それ以前から閏(うるう)年でも日付調整が一切不要の永久カレンダーなどを製作してきたが、1889年のパリ万国博では多彩な超複雑時計を発表。1892年には初のミニッツリピーターを備えた腕時計も手がけている。2つの音色の組み合わせで時間を教えてくれる仕組みだが、それまでの懐中時計サイズから腕時計サイズのムーブメント製作は並はずれた技術力というほかない。このころに製作された懐中時計の8割が1つ以上の複雑機構を搭載していたという。
問/オーデマ ピゲ ジャパン 03-6830-0000
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Photograph:Fumito Shibasaki(DONNA)※1
Text:Keiji Kasaki(Team Spiral)