週末の過ごし方

アウディQ2は、人にすすめたくなる魅力をもつか?

2017.08.10

アウディQ2は、人にすすめたくなる魅力をもつか?

SUV旋風が吹き止(や)まない。アメリカを席巻したSUV人気のうねりは北大西洋を越え、欧州に影響を与えている。ハッチバックやステーションワゴンなど合理的なクルマ選びをする傾向にあるヨーロッパの市場が、SUVブームに沸き返る、という見通しさえ見聞きする。

ご存じのように日本でもSUVは人気だ。国産各社から続々と新型が登場し、輸入車でも各ブランドが多様なラインアップをそろえる。東京の銀座や表参道を走るSUVも、横浜のあざみ野エリアの高級住宅街のガレージに収まるSUVも、もうごくありふれた光景だ。「いま、買うならSUVだ」と決めている人も少なくないだろう。

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SUVがトレンドの日本に、この6月に登場したのが、アウディQ2。何が魅力かをまず言ってしまえば、大きな満足が少ない予算で手に入れられるところだろう。ダウンサイジング派のスタイリッシュなオートモービルとしても、高級セダンに合わせるセカンドカーとしても、ぜひ検討したいモデルといえる。

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アウディQ2は、1リッターおよび1.4リッターエンジンを搭載するコンパクトなSUVである。アウディのSUVラインアップには、フラッグシップのQ7、ミドルレンジのQ5、コンパクトなQ3が存在していた。ここに加わった最も小さなSUVが、Q2である。言い換えれば価格帯が最も低く、具体的には¥2,990,000からの設定となっている。

「1.0 TFSI」「1.0 TFSIスポーツ」「1.4 TFSIシリンダーオンデマンド スポーツ」の3タイプをラインアップ。この3つの基本グレードで販売の主力になると目されているのが「1.0 TFSIスポーツ」だ。1リッター直3ターボエンジン(最高出力116ps)に、7段Sトロニックを組み合わせ、プライスタグは¥3,640,000。運転支援システムであるセーフティパッケージはオプションでプラスできる(最廉価の「1.0 TFSI」では設定がない)。

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SUVでありながら、ブランドのエントリーモデルとしてのポジショニングを担うが、このQ2に安っぽい印象はほとんど感じない。もちろん高級ムードあふれるとはいかないが、プレミアムブランド、アウディの魅力を十分に備えている。アウディ各車の特徴のひとつに、ディテールにこだわったデザインがあるが、Q2では多角形をモチーフとする新しいデザインコセプト「ポリゴン」も採用した。

しかも、マンションなどにも多い高さ1550mmまでの立体パーキングもクリアする、全高1500mm(MMIナビゲーションシステム装備車は1530mm)。低く抑えた全高に、スタイリッシュなデザインと、優れたパッケージングを巧みに融合させているのは、さすがだ。

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アウディオーナーの特権のひとつに、ディーラーでのホスピタリティーが挙げられる。これも日本でのアウディ人気を高めてきた要因であるが、旗艦店に訪れた際にスタッフの対応に心地よさを感じたことを思い出す。ディーラーでのホスピタリティーがアウディ購入の決め手になったという人も少なくないだろう。それが400万円前後のSUVで手に入れられるわけだ。この魅力は、友人にも教えたくなる、そんなお節介な気持ちが働いてもまったく不思議ではない。

※価格はすべて消費税込のものです。
※写真はオプション装着車です。

<データ>
車名:アウディQ2 1.0 TFSIスポーツ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4200×1795×1530mm(※全高はMMIナビゲーションシステム装備車の数値)
ホイールベース:2595mm
駆動方式:FF
エンジン:1リッター直3DOHC12Vターボ
トランスミッション:7速AT
最高出力:116ps(85kW)/5000~5500rpm
最大トルク:20.4kg-m(200N-m)/2000~3500rpm
タイヤ:215/55R17
車両本体価格(税込):¥3,640,000
(主要オプション:バーチャルコックピット¥54,000、ナビゲーションパッケージ¥378,000、セーフティパッケージ¥140,400など)

Audiコミュニケーションセンター 0120-598106
http://www.audi.co.jp

Text:Haruhiko Ito(office cars)

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